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手術を受けたつま先の感触は「最高」とチーフスQBマホームズ

2021年07月09日(金) 10:56


カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/David J. Phillip】

カンザスシティ・チーフスのトレーニングキャンプが今月下旬に控える今、ポストシーズンにクオーターバック(QB)パトリック・マホームズの行く手を妨げたつま先の負傷はすでに過去のものとなっている。

つま先の手術を受けたマホームズはチーフスのオフシーズンプログラムに参加しており、シーズン第1週までの完全回復に向けて順調に来ているようだ。6月の段階でマホームズはまだリハビリを要するものの、必要であればもう試合に出場できると語っていた。

今週、ネバダ州サウスレイクタホでアメリカン・センチュリーセレブリティ・ゴルフ・チャンピオンシップ・トーナメントに参加したマホームズは、完全に健康状態を取り戻したと繰り返し話している。

現地8日(木)に『NFL Total Access(NFLトータル・アクセス)』で放送されたインタビューで、マホームズは「つま先の感覚は最高だよ」と話した。

「ここにゴルフをプレーしにきて、コースを歩き回れている。走り、カットして、ジャンプし、スローしたり、なんでもやっている。だから、トレーニングキャンプに戻って、また最後まで進んで今年はスーパーボウルで勝つチャンスをつかもうとエキサイトしている」

チーフスがプレーオフを戦っている間につま先の故障を抱えたマホームズは、その後に手術を受けた。春には足に保護具をつけており、6月には参加必須のミニキャンプに出席している。これまで、マホームズの活動に中断期間はなかった。

チーフスは2年連続でスーパーボウルに出場し、2020年には勝利したものの、この2月には敗北した。リハビリの傍ら、マホームズはこのオフシーズンに例年とあまり変わらないアプローチを続けている。

「パレードがないとか、そういういろいろな部分では違っている。でも、NFLで最高なのは、毎年ゼロから始められるところだと思う。そこに参加し、ビッグゲームに行けるように努力し、そこで勝つために努力しなきゃいけない。俺たちはここ2年のスーパーボウルで勝ちも負けもあるから、同じメンタリティをもって、最初からスタートしてそのゲームまでの道をまた見つけるつもりだ」

オフェンシブライン(OL)はてこ入れされており、主要なピースの多くは戻っている。チーフスは今季も、上位層の厚いAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)における有力候補になるはずだ。マホームズにけががなければ再びのスーパーボウル出場は可能だ。ただし、AFCのライバルたち――バッファロー・ビルズからテネシー・タイタンズ、ニューイングランド・ペイトリオッツ、ロサンゼルス・チャージャーズ――も前に進んでおり、マホームズはそれが簡単な道ではないことを承知している。ポストシーズン進出とは天から降ってくるものではなく、自分でつかむものなのだ。

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