QBブラウの妻の五輪出場に盛り上がるライオンズQBルーム
2021年07月09日(金) 12:07クオーターバック(QB)デビッド・ブラウは今月後半にデトロイト・ライオンズのトレーニングキャンプへ向かう。一方、その妻であるメリッサ・ゴンザレスはオリンピックの舞台で戦うべく、東京にいることだろう。
ゴンザレスは女子400mハードルのコロンビア代表となった。代表選考会ではコロンビアの国内記録である55.68をマーク。父がコロンビア出身、母がアメリカ出身のゴンザレスは二重国籍を取得している。
ライオンズのQBは現地7月23日(金)にトレーニングキャンプに向けて集合する。最初の練習が行われるのは28日だ。女子400mハードルの予選は7月31日(日)に予定されている。
ゴンザレスは『The Athletic(ジ・アスレチック)』に「オリンピックでの私の目標は決勝に進むこと」と話した。
「3つのラウンドあるの。最初が40人、次が多分24人、最後が8人。トップ8に入れるよう頑張るわ。それが今年の私の目標」
女子400mハードルの決勝は8月4日(水)に行われる。
ブラウはライオンズのヘッドコーチ(HC)ダン・キャンベルが協力的であり、予選か準決勝、決勝かを問わず、妻が走るところを見られるように配慮してくれると語った。
「ワクワクするぜ」とブラウは述べている。
「QBたちは彼女をすごく力づけてくれている。(QBコーチの)マーク・ブラネルはいつも彼女の調子を聞いてくれるんだ。QBたちはすごく親密だから――小さいルームなんだ――、やりやすい。彼らは控えめに言っても、ワクワクしている。皆に正式に報せたとき、グループメッセージは大騒ぎだった。ダン(キャンベルHC)はものすごく俺たちに親切にしてくれている」
「皆が、妻の方が俺より速いって気づくときがいつも面白いんだ。彼らは彼女の情報を追うのを楽しんでいる。(ワイドレシーバーの)トム・ケネディが多分誰よりレースを見てるんじゃないかな。彼は俺たちの親友の一人さ」
ライオンズでの2シーズンでブラウは6試合に登場しており、その中にはルーキーシーズンだった2019年の先発5試合が含まれている。トレーニングキャンプでは先発QBジャレッド・ゴフのバックアップの座をティム・ボイルと争うはずだ。
その傍ら、ブラウは遠い異国で戦う妻を応援するだろう。
「他のコロンビアのアスリートたちも一緒だし、知っているアメリカのアスリートもいる。現地で彼女をサポートできないのは残念だが、周りには信頼できる人たちがいて、彼女がそこでやってくれるって分かっている」と言うボイルは、次のように続けた。
「俺たちの関係はそういう感じ。遠距離なんだ。時には彼女が数週間遠くへ行くし、俺が数週間単位で離れることもある。俺たちはお互いがどう活動しているか知っている。そこで彼女をサポートできないのは本当に残念だが、俺たち皆が見ているって彼女には分かっている。400mハードルの視聴率は、多分テキサスのカロルトンが最高さ」
【A】