チーフスGデュバニー・ターディフがESPNモハメド・アリ・スポーツ人道賞を受賞
2021年07月12日(月) 11:142021年のESPY賞(Excellence in Sports Performance Yearly Award/エクセレンス・イン・スポーツ・パフォーマンス年間賞)ではさまざまな賞が授与されたが、“ESPN Muhammad Ali Sports Humanitarian Award(ESPNモハメド・アリ・スポーツ人道賞)”ほど意義深いものはないかもれしない。
今年、その栄えある賞に輝いたのはカンザスシティ・チーフスのガード(G)ローレント・デュバニー・ターディフだ。彼は故郷モントリオールで新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックの最前線で取り組んだ献身的な活動が評価され、ノミネートされていた。
デュバニー・ターディフは現地11日(日)に“Twitter(ツイッター)”で今回の受賞について感謝の意を次のように綴った。
「プロのスポーツ選手には多くの特権があるが、同時に、自分のプラットフォームを使って地域社会にポジティブな影響を与える責任もある。フィールド外での活動が評価されての受賞は大変名誉なことだ」
8年目のベテランとなるデュバニー・ターディフは、他にノミネートされていたシカゴ・カブス(メジャーリーグベースボール/MLB)のアンソニー・リゾ、ミネソタ・リンクス(女子ナショナルバスケットボールアソシエーション/WNBA)のレイシャ・クラレンドン、WWE(ワールドレスリングエンターテイメント)のタイタス・オニールらを抑えて賞を手にした。
医学博士号を持つ唯一の現役選手であるデュバニー・ターディフは昨年7月、COVID-19の影響により2020年のシーズンをオプトアウトした最初のNFL選手としても話題になった。
その功績が認められ、彼は12月に毎年カナダのトップアスリートに贈られる2020年ルー・マーシュ賞の共同受賞者となり、さらには『Sports Illustrated(スポーツ・イラストレイティッド)』による2020年スポーツパーソン・オブ・ザ・イヤーの一人にも選ばれている。
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