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QBロジャースが今季にプレーしないなど考えられないとペイトン・マニング

2021年07月13日(火) 17:14


ペイトン・マニング【Ben Liebenberg via AP】

デンバーの住人であるペイトン・マニングが来月、不朽の名声を得るべくカントンへと向かう。マニングは同じく将来に殿堂入りを果たすはずのクオーターバック(QB)が間もなくロッキー山脈のふもと、デンバーへとやってくるとは思っていない。

2021年のホームラン・ダービーがデンバーのクアーズ・フィールドで行われる前、マニングは現地12日(月)に『MLB Network(MLBネットワーク)に出演し、今のグリーンベイでのアーロン・ロジャースの状況について質問されていた。数カ月にわたってロジャースがマイルハイシティ(デンバー)に来るのではないかとうわさされる中、マニングはロジャースがどこへ向かうと思うかという質問に対して冷静なコメントを返している。

「素晴らしい質問だね。明らかに、ここデンバーの夏らしい質問だ」とマニングは述べた。

「彼が今年どこかでプレーしてほしいと思うよ。アーロン・ロジャースが今年プレーしないかもしれないということについては、私には推し量ることもできない。彼はあまりにも優れたプレーヤーだ。本当にファンを楽しませる。個人的には、それがグリーンベイであったらいいなと思っている。私はそう考えている。彼らがどうにか改めて、解決できるといいんだが。あそこは閉じられたチームだから、彼が離れるとなれば彼らにとっては明らかに大きな変化になる」

「私のカンでは、彼はデンバーには来ないね。デンバーはドリュー・ロックかテディ・ブリッジウォーターをQBにするはずだ。今の段階では自分のプランが分かっていなきゃならないし、シーズンが始まるまで3週間の時点で新しいQBを据えるなんてことはできない」

マニングはこの応答の最後に素晴らしい指摘をしている。新しくやってきたQBが数カ月で異なる攻撃システムに馴染むのは難しいことだ。それが1カ月となればなおさらだ。

選手の移動は、単純にトレードマシーンで“オファーを提示する”ボタンを押せばいいというものではない。そこにはメンタルな部分で大変な努力が必要になる。QB変更とは、差し込んですぐに起動というわけにはいかないのだ(それがブレット・ファーブでない限り)。

ロジャースほどのこのポジションの熟練度や新チームメイトと協調する能力があっても、チームの移動は大きな挑戦になる。また、たとえロジャースが大きなアップグレードになろうとも、ブロンコスとしてもこういったタスクを達成するための時間はない。

一方のブロンコスにもロジャースとは無関係に彼らのQBをめぐる疑問がある。その疑問の中心にあるのは、来るトレーニングキャンプでのロックとブリッジウォーターによるQBバトルだ。2人はそれぞれに異なるキャリアの岐路に立たされているが、いずれも決定的な方向性を必要としている。

ブロンコスファンがオレンジとブルーを身にまとったナンバー12を夢に描く間にも、チームは実際にロースターにいる2人のシグナルコーラーのパフォーマンスを評価していく。そして、パッカーズは偉大なQBとの関係を修復しつつ、ジョーダン・ラブを筆頭とする潜在的な未来に向けて準備するだろう。

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