パンサーズRTモートンが期限ぎりぎりで4年78億円の契約延長
2021年07月16日(金) 10:23いつも通り、NFLでは期限ぎりぎりになって動きが誘発される。
特に動きがないままフランチャイズタグを指定された選手が長期契約を結ぶ期限が過ぎようとしたとき、カロライナ・パンサーズとライトタックル(RT)テイラー・モートンが大型契約に合意した。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが状況を知る人物の話を元に現地15日(木)に伝えたところによれば、モートンとパンサーズが新たに4年7,125万ドル(約78億3,000万円)、サイン時に4,300万ドル(約47億3,000万円)保証の契約を結ぶという。この契約はフランチャイズタグにつけ加えられ、5年でおよそ8,500万ドル(約93億4,000万円)になるとのことだ(タグは1,380万ドル/約15億2,000万円)。
チームも東部時間15日16時の期限前にこの契約について明かしている。
期限を前に長期契約を結んでいなかったタンパベイ・バッカニアーズのクリス・ゴッドウィン、ニューヨーク・ジェッツのマーカス・メイ、シカゴ・ベアーズのアラン・ロビンソン、ジャクソンビル・ジャガーズのキャム・ロビンソン、ワシントン・フットボール・チームのブランドン・シャーフ、ニューオーリンズ・セインツのマーカス・ウィリアムスの中で、新契約に至ったのはモートンのみだった。タグづけされた後に契約に至った面々にはダラス・カウボーイズのダック・プレスコット、デンバー・ブロンコスのジャスティン・シモンズ、ニューヨーク・ジャイアンツのレナード・ウイリアムスがいる。
5年で平均1,700万ドルという額によって、モートンはRTの年平均額でセインツのライアン・ラムチェック(1,920万ドル/約21億1,000万円)、フィラデルフィア・イーグルスのレイン・ジョンソン(1,800万ドル/約19億8,000万円)に次ぐ3番手となった。
パンサーズで最高のオフェンシブラインマン(OL)が大型契約を結び、チームは今後数年にわたってこのポジションについて心配する必要がなくなった。先月にセインツが若きRTを維持すべく巨額を支払ったことが、26歳のモートンの後押しになったかもしれない。
2017年の2巡目で指名されたモートンは毎年着実に成長し、昨シーズンはパンサーズで最も堅実なオフェンシブラインマンになった。また、2020年にスナップ450回以上でパスプロテクションを行った中で、QBヒットを一度も許さなかったタックルはモートンのみだ。
カロライナにとっては、モートンが次のオフシーズンにオープンマーケットに出ないことで、その他のスポットに集中できる。カロライナの次の課題には、レフトタックル(LT)に長期的な答えを見いだすことが含まれている。
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