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第4週のペイトリオッツ戦は「フットボールにとって最高の日」とバッカニアーズQBブレイディ

2021年07月22日(木) 00:37

タンパベイ・バッカニアーズのトム・ブレイディ【AP Photo/David J. Phillip】

2021年シーズンの最も前評判の高い試合と言えば、間違いなく第4週に組まれたクオーターバック(QB)トム・ブレイディ率いるスーパーボウル王者のタンパベイ・バッカニアーズと、ビル・ベリチックHC(ヘッドコーチ)のニューイングランド・ペイトリオッツがフォックスボローで相まみえる一戦だろう。

7度のタイトル獲得を果たしたQBと、元コーチや地元のファン、元チームメイトたちとの関係や、その他のつながりからくる不協和音が、現地10月3日(日)[日本時間4日(月)]に予定された試合を前にさまざまなストーリーを生んでいる。

これまでに数名のブレイディのチームメイトたちが第4週の試合に向けてコメントしており、今回、ブレイディがそのコーラスに加わった。

新しいチームでの最新のロンバルディトロフィー獲得をホワイトハウスで祝った現地20日(火)、ブレイディは『SiriusXM Mad Dog Sports(シリウスXMマッド・ドッグ・スポーツ)』に出演。このインタビューは現地21日(水)の東部時間18時に放送される予定だが、『Boston Herald(ボストン・ヘラルド)』のカレン・グリジャンがその内容の一部を入手している。

インタビューの中で、ブレイディはフォックスボローに再び赴くことについて質問された。グリジャンによれば、ジレット・スタジアムでペイトリオッツファンの前で戦うのは“僕のキャリアの中で多分最後だろう”と指摘したブレイディは、こう語ったという。

「今からそれまでにはたくさんのことが起こるし、こういう偉大なチーム、偉大な組織、偉大な選手たちを倒すという挑戦のことは分かっている。まだそのチームにはたくさんの友人がいて、彼らは今でも僕のブラザーなんだ。残念ながら、今回はスタジアムで向かい合うことになるけどね」

「このスタジアムでのプレーにはかなり馴染んでいる。まずはトレーニングキャンプに行って僕らがどういう位置にいるのか見てみるし、1年の最初の3週間を終えてからになるけれど、僕にとっては誰よりも良く知っている場所に戻るのは素晴らしい機会だ。フットボールにとって最高の日になるはずさ」

スケジュールが公開された際、ブレイディはこの対戦について「自分の高校の友達が、大学での友達に会うみたいな感じ」と『Twitter(ツイッター)』に投稿していた。今回のインタビューからはもう少し詳しい心情が分かる。ブレイディは6度のスーパーボウル制覇を遂げた場所に戻ることには注目が集まると認めつつ、自分はタンパで新しいことを築くのに引き続き集中しているという。

「シーズンを通して常に皆が見る注目の試合があるという事実に対して、甘い考えは持っていない。誰かが元いた場所と、今いる場所の対決だね。自分の兄弟たちがお互いに戦うんだ。もしくは、スーパーボウルで戦ったチームたちがやってくる。レギュラーシーズンでジャイアンツと戦ったときにはずっと、ちょっとだけペイトリオッツにいたときのような感触がしていた。だから、当然ながら築き上げたものが少しあるけれど、結局のところ、これまで準備してきたのと同じように準備する試合になるだろう」

「バッカニアーズは昨シーズンを通じて本当にクールなことをいくつかやってのけた。僕が本当に見たいのがそれで、僕らがこういうプロセスの中で前進するためにいかに全力を尽くすかだ。シーズンの終盤にかけて本当に良くなったと思うし、僕らは今も上昇中のフットボールチームだと思う」

あなたが2021年のカレンダーに丸をつけた日の中に、お気に入りのチームではない試合が一つあるとすれば、ブレイディのフォックスボロー帰還がその試合のはずだ。

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