『Associated Press（AP通信）』によると、NFL選手の新型コロナウイルス感染症（COVID-19）ワクチン接種のプロセスは80％に達し、9チームでは90％以上を記録しているという。

NFLのチーフメディカルオフィサーを務めるアレン・シルズ博士は現地23日（金）、第1層および第2層のチーム関係者（選手に直接接する者）のほぼ全員がワクチンを接種したと明かした。一方で、5つのチームでは1回もしくは2回の接種を受けた選手が70％を切っているとのこと。

シルズ博士はトレーニングキャンプの開始に伴い、ワクチンを接種する選手の数は増え続けると考えているようで、「素晴らしいスタートを切ったと思う。この数字は社会全体よりもはるかに高い。この分野では大きな動きがあった。トレーニングキャンプに参加する選手を見れば、多くの選手が（ワクチン接種の）プロセスをスタートさせていることが分かる」と述べている。

また、シルズ博士は選手やコーチのワクチン接種を強く支持しているチームの存在があること、そのための教材が用意されていることを挙げている。

「それが多くの選手に影響を与えていると思う」

「重要なのは各個人が正しい情報を確実に得ることだ。インスタグラムやフェイスブックの投稿から情報を得るのはやめよう。最も信頼できる専門家の話を聞くようにしよう。ここでは誰かを怒鳴りつけて信じ込ませるようなことはせず、熟慮した会話が必要だ。われわれにできることは事実を提供し、医学的な事実の全体像を提示することだ」

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