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ナンバー2は「選択肢じゃない」とジャガーズQBミンシュー

2021年07月28日(水) 00:10


ジャクソンビル・ジャガーズのガードナー・ミンシュー【NFL】

誰がナンバー2の役割を務めるのか? どうやらクオーターバック(QB)ガードナー・ミンシューにその気はないようだ。

ジャクソンビル・ジャガーズで“ミンシューマニア”を展開した口ひげがトレードマークのQBは、来るシーズンでナンバー2になる気はない。たとえ、ジャガーズが2021年NFLドラフトの全体1位でQBを指名していたとしてもだ。

少なくとも、それがポッドキャスト『The Green Light(グリーン・ライト)』で型破りながらもミンシューらしいやり方で発したメッセージだった。

ドブ・クレイマンによれば、ミンシューは「戦いへの準備で、俺はこの数週間(規制による削除)してない。ナンバー2は俺の選択肢じゃないからな。ナンバー2は選択肢じゃない」と語ったという。

現実的に言って、全体1位指名選手であるクレムソン大学出身のトレバー・ローレンスは、大学に在籍していた昨年の段階から1勝15敗のジャガーズでナンバー1QBになると見られていた。

一方のミンシューは当時、ジャガーズでの2年目を送っていた。初年度には負傷したニック・フォールズのリリーフとして試合に出場し、ジャガーズファンを驚かせてミンシューマニアが誕生している。しかしながら、この年は復帰したフォールズに先発の役割が戻り、マイク・グレノンやジェイク・ルートンとスターターの機会を分け合った2020年にミンシューが先発したのは8試合だった。

近年のジャガーズが苦戦していたにもかかわらず、ミンシューは堅実な数字を挙げていた。周囲にいたメンバーや、まだNFLでの最初の2年だったことを考慮すれば特にそう言える。ジャガーズでの2年間に出場した23試合で、ミンシューはパス成功率62.9%、試合平均240.4ヤード、タッチダウン37回、インターセプト11回を記録した。

クオーターバック(QB)にとって他の何にも劣らないくらい重要な特性は自信であり、ローレンスの指名を受けてもミンシューはそれにあふれている。

「俺は自分がやった仕事を分かっているし、それを信じている。俺は自分にできる限りの準備を整えている。だから、それ以外のことは関係ない。俺は燃え上がってるんだ。自分の今のプレーが好きだからな」とミンシューは話した。

現段階までにトレードされるだろうとの予想が多かったが、ミンシューは今もジャガーズにいる。そして、ローレンスがQB1になると多くの人々が予測しているものの、パスゲームコーディネーターのブライアン・ショッテンハイマーはまだ先発は指名されていないと6月に話している。ショッテンハイマーの発言に目を回した者も多かっただろう。しかし、少なくともミンシューは今も魅力的なパーソナリティを備え、戦う準備のできた選手だ。

全体1位指名を受けた選手がナンバー2になるとは考え難い。しかし、ミンシューには競争やいくつかの名言の誕生なしに、ナンバー2の座に甘んじる気はない。

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