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ドルフィンズCBハワード、契約調整はならずもキャンプに集合

2021年07月28日(水) 09:06

マイアミ・ドルフィンズのザビエン・ハワード【AP Photo/David Becker】

コーナーバック(CB)ザビエン・ハワードのホールドアウトは終わった。

ハワードは予定通り現地27日(火)にマイアミ・ドルフィンズのトレーニングキャンプに合流した。チームのソーシャルチームは喜びと共にその様子を『Twitter(ツイッター)』に投稿している。

ハワードは6月に3日間の日程で実施されたチームの公式なミニキャンプに参加していなかった。現行契約に不満を抱くハワードは参加必須のオフシーズンワークをスキップすることで9万3,000ドルの罰金を科されている。5年7,525万ドルの延長契約は2019年に結ばれたもので、2021年には1,200万ドルをやや超える保証金が払われることになっている。これは多くのNFLのCBにとって十分な金額だ。しかし、2020年シーズンに大活躍したハワードの目線からは、好条件とは言えないようだ。

ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)であるブライアン・フローレスはハワードの合流を喜ぶ一方で、契約状況について詳しいことは明かしていない。

『South Florida Sun-Sentinel(サウス・フロリダ・サン・センティネル)』のオマール・ケリーによれば、フローレスHCは報道陣に「われわれはX(Xavien Howard/ハワードのこと)やここにいるすべての選手との仕事にエキサイトしている」と語ったという。

「Xの代理人やクリス(グリア/ジェネラルマネジャー)、私自身の会話は内部のものであり、部外秘だ」

ハワードは2020年に10回のインターセプトでリーグトップとなり、キャリアで初めてオールプロに選出された。これはまさにチームが1年あたり1,000万ドルを超える支払いをしている選手に望む結果だが、それがやってきたのは契約を延長した後だった。

また、これはちょうど2020年3月に契約をまとめたチームメイトのバイロン・ジョーンズの新契約での最初の年でもあり、ジョーンズの年あたりの報酬はハワードを上回っていた。

タイミング的な問題と、通常はオープンなフリーエージェント市場で金額が上昇することを考えれば、ジョーンズの報酬の方が高いことに何の驚きもない。しかし、少なくともそれによってこのオフシーズンにハワードとドルフィンズの間に亀裂が入っていることも確かだ。トレーニングキャンプ欠席に対する罰金は急激に上昇する(かつ、放棄することが認められない)ため、ハワードは火曜日にキャンプの場にやってきた。

キャンプ中にハワードの活動量がどの程度のものになるかは注目だ。ハワードの不満がどれほど深刻なものか(もしくは、だったか)が分かるまで、それほど長くかからないだろう。

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