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ワシントンとTEトーマスが3年の契約延長に合意

2021年07月28日(水) 09:50


ワシントン・フットボール・チームのローガン・トーマス【AP Photo/Ron Jenkins】

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ローガン・トーマスがクオーターバック(QB)からタイトエンド(TE)にポジションを移行したことが、ついに報われた。トーマスとワシントン・フットボール・チームが3年2,400万ドル(約26億4,000万円)、1,030万ドル(約11億3,000万円)保証の契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロが伝えている。

単に延長契約を結んだという事実だけでもトーマスのキャリアにとっては画期的な出来事だ。トーマスはプロのキャリアで初めて安定した状態を手に入れている。

バージニア工科大学のQBだったトーマスは2014年にドラフト4巡目でアリゾナ・カーディナルスから指名を受け、アンドレ・エリントンへの81ヤードのタッチダウンパスでプロキャリア初のパス成功を記録した。しかし、その後は4年にわたってパスに成功することはなかった。次にパスを成功させたとき、トーマスはTEになっていた。シグナルコーラーとしての未来がないことが分かった上で、フットボールの世界に残ることを試みたのだ。

結局のところ、TEへの移行はトーマスのプロキャリアで最も賢明な判断だったようだ。この移行を開始したのはデトロイト・ライオンズでのことで、バッファロー・ビルズ時代に数字にも進歩が表れてくる。2017年から2018年にトーマスはビルズで24試合に出場し、キャッチ19回、144ヤード、タッチダウン1回をマークした。ライオンズに戻った2019年にはシーズンあたり150レシービングヤードを突破。真にTEとして花開いたのは2020年のワシントンで、キャッチ72回、670ヤード、タッチダウン6回という成績を残した。

チームが製作したトーマスの公式な2020年のハイライト映像は5分近くにもおよぶ。今月初めに30歳になったトーマスは、ワシントンの攻撃陣に大きく貢献した選手としてその活躍にふさわしい契約を得た。正しい時期にきちんと花を咲かせたトーマスに、ワシントンは少なくともこれから数年間はこの調子を続けてくれることを期待している。

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