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ジェッツQBウィルソンが新人契約に合意、キャンプ合流へ

2021年07月30日(金) 10:45

ニューヨーク・ジェッツのザック・ウィルソン【AP Photo/Bill Kostroun】

クオーターバック(QB)ザック・ウィルソンのトレーニングキャンプ不在期間は終わった。

全体2位で指名を受けたウィルソンがチームとの新人契約の条項に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地29日(木)に報じた。その後、チームもこの動きを発表している。サンフランシスコ・49ersのQBトレイ・ランスが水曜日に新人契約を結んでおり、2021年のドラフト1巡目指名選手でルーキー契約にサインしていないのはウィルソンだけだった。

ウィルソンはこの契約によって新人の契約金額の枠内である3,510万ドル(約38億4,000万円)を受け取り、2,290万ドルがサインボーナスとされる。ラポポートによれば、ウィルソンは15日以内にボーナスを受け取る予定とのことだ。ウィルソンとジェッツの間の交渉の難点はそこにあった。一つの妥協点として、ウィルソンの契約にはオフセット条項が含まれる、

「さあ、お楽しみをはじめよう」

トレーニングキャンプの最初の数回の練習でウィルソンというけん引役がいなかったため、ジェッツは水曜日と木曜日にバックアップのマイク・ホワイトとジェームス・モーガンをセンターの後ろに据えている。ウィルソンは夜行便でロサンゼルスからニューヨークへと飛んだとラポポートは伝えた。

ジェッツのヘッドコーチ(HC)であるロバート・サラーはウィルソンが長く不在だったことに“パニック”を表明したことはなく、契約合意まで24時間足らずの段階ではウィルソンの不在については翌日に再度質問するようにと報道陣に促していた。しかし、木曜日の練習が終了し、契約が発表される前の時点では、ウィルソンがキャンプを2日間逃したことについて「2日だけですでに多すぎる」とも語っている。

「それは彼にとって、より心配だ」とサラーHCは『SNY』に述べ、こう続けた。

「この若者にはここで長い間果たされてこなかったような特別なことをやるチャンスがある」

契約がまとまった今、ウィルソンはそのスペシャルなことを築き始めることができる。

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