新人QBモンドがCOVID-19検査で陽性、カズンズを含む3人のQBが練習欠席
2021年08月01日(日) 08:12ミネソタ・バイキングスは新人クオーターバック(QB)ケレン・モンドが新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の検査で陽性反応を示したことを受け、現地31日(土)夜に予定していた練習は先発QBのカーク・カズンズを含む3人のクオーターバックを欠いた状態で実施することになりそうだ。『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが伝えている。
ペリセロによると、カズンズはハイリスクな濃厚接触者に指定されているといい、チームが接触者追跡のプロセスを進めているとのこと。
6月に、NFLとNFLPA(選手会)はトレーニングキャンプにおけるCOVID-19プロトコルに合意しており、ワクチンを完全接種(2回接種)した選手と、ワクチン非接種の選手に異なるルールが適用されることになっている。注目すべきポイントは、完全にワクチンを接触している者が検査で陽性となった人に接触してもハイリスクな濃厚接触者とは見なされないことだ。
バイキングスは声明を発行し、「NFLおよびNFLPAのCOVID-19プロトコルに従い、複数の選手がTCOスタジアムで実施する今夜の練習に参加できない」と説明。この直後に、クオーターバック勢の状況が報じられた。
その後、バイキングスを率いるマイク・ジマーHC(ヘッドコーチ)がメディアの取材に応じ、この日の出来事について具体的な名前を挙げることは避けたものの、『St. Paul Pioneer Press(セント・ポール・パイオニア・プレス)』によると、「だからこそ、みんながワクチンを接種すべきだ」と話したという。
COVID-19のデルタ株は感染力が強いとされており、ジマーHCはワクチン接種が重要であるとの考えを強調し、「このデルタ株は強力だ。感染者が増えている。みんなのためにも大事なことだが、そうは思わない人もいる」とコメントした。
ペリセロは土曜夜の練習はジェイク・ブラウニングがすべてのレップスに参加することになるだろうとも伝えている。
ジマーHCはブラウニングがワクチンを接種していることに触れ、「チームスポーツであるフットボールをするにあたっては参加できることが重要だ」とも語った。
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