QBマニングのプロフットボール殿堂入りの祭典にバッカニアーズQBブレイディとHCエリアンスが出席
2021年08月05日(木) 15:08クオーターバック(QB)ペイトン・マニングがカントンにたどり着くために、伝説的なライバルとの戦いを避けることはできなかった。
マニングのスーパーボウルへの野望を何度も阻止してきた選手が、彼がフットボール界に永遠に名を残す瞬間を見届ける。
『Tampa Bay Times(タンパベイ・タイムズ)』のリック・ストラウドによれば、タンパベイ・バッカニアーズのQBトム・ブレイディは現地8日(日)に行われる2021年のプロフットボール殿堂の祭典に出席するため、オハイオ州カントンまで足を運ぶとのことだ。
バッカニアーズのヘッドコーチ(HC)ブルース・エリアンスもブレイディと同じく式に参列する。エリアンスHCはルーキーシーズンにマニングが28回のインターセプトを投げてリーグトップになった時も含み、マニングのプロとしての最初の3シーズンをインディアナポリス・コルツで指導した。
マニングの不振が長く続くことはなく、1999年にはタッチダウン26回に対してインターセプト15回を投げ、コルツの13勝3敗という成績に貢献。ルーキーイヤーのパフォーマンスを覆すことができた。エリアンスHCとマニングはもう1シーズンを共にしてから別れ、マニングとブレイディがその後10年以上にわたって続くライバル関係になるまではそう時間はかからなかった。
マニングとブレイディは年齢で1歳、ドラフトクラスでも2つしか違わないものの、マニングは引退して5年が経っており、2021年の殿堂入りに選ばれた時には一番多い得票数を獲得している。マニングが選ばれたのはいわば形式的なものに過ぎず、彼とブレイディはそれぞれのキャリアの大半において、どちらがリーグ最高のQBであるかを巡る論争を独占してきた。多くの場合、マニングかブレイディかというシンプルな質問に行き着いた。
対戦成績でいうと、ブレイディが11勝6敗と優位な結果を残している。コルツのスーパーボウルへの野望をカンファレンスタイトルゲームに進出する前に度々打ち砕いてきたのが、ブレイディ率いるニューイングランド・ペイトリオッツだった。その多くは雪の降るフォックスボローで起きていた。しかしながら、マニングはスーパーボウルの一歩手前ではブレイディを圧倒する傾向があり、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップゲームでのブレイディとの対戦は3勝1敗を記録している。
マニングはデンバー・ブロンコスで第50回スーパーボウルを制した2015年のシーズンを最後に、チャンピオンとして引退した。その5年後、彼は金色のジャケットと、カントンの神聖なホールに飾られるブロンズの胸像を受け取ることになった。確実にマニングの後に続くブレイディにとって今週末は、自分の時の下見を兼ねているだろう。だがその日が来る前に、ブレイディにはまだ追いかけるべき優勝リングがある。
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