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ヒットを受けたDEヤングについて「思ったより小さかった」と冗談まじりに話すQBニュートン

2021年08月14日(土) 11:48

ワシントン・フットボール・チームのチェイス・ヤングとニューイングランド・ペイトリオッツのキャム・ニュートン【NFL】

現地12日(木)夜に行われたニューイングランド・ペイトリオッツとのプレシーズンゲームで、ワシントン・フットボール・チームのディフェンシブエンド(DE)チェイス・ヤングはわずか11回のプレーにしか参加しなかった。それでも、昨季の守備部門最優秀新人賞を授かったヤングは短い出場時間の中でも力強く存在感を示している。

ペイトリオッツのオフェンシブタックル(OT)アイゼイア・ウインを素早くかわし、クオーターバック(QB)キャム・ニュートンに激しくぶつかってファンブルを誘ったヤングのプレーは、ワシントンにとって今回の試合における最大のハイライトと言えよう。このファンブルは後にパスインコンプリートと判定されているが、ヤングのスピード、手技、パワー、そして骨を砕くようなエネルギーが発揮されたプレーでもあった。

ペイトリオッツが22対13で勝利した試合の後、ニュートンはヤングとの対戦についてどう思うかと聞かれている。

チームの公式記録によると、ニュートンは「思っていたよりも小さかった」と口にしていたという。「ふざけているだけだよ。ジョーク、ジョーク。からかっているだけさ。でも、そうだね、ヤングは良い選手になるよ。めちゃくちゃ良くなる。でも、俺がボールを守るためにもっと良い仕事をしないといけない。ヤングは俺がボールを放ったり引き戻そうとしたりしたときに、中途半端にさせるんだ。コーチがいつも言うように、ボールを守ることが仕事を守ることにつながるってこと。結局はそれに尽きる」

ヤングは木曜日に、わずかな出場時間でも対戦相手を悩ませられることを示した。もし、ニュートンやマック・ジョーンズが一晩中、彼の相手をしなければならないとしたら? 金曜日、ヤングはウィンに対し、見苦しいに違いないフィルムセッションを提供した。

ニュートンに対するヤングのヒットは、相手が小柄なクオーターバックであれば潰れてしまっていたかもしれない。

ヤングは「ニュートンはでかい、とにかくでかい」と話している。「ぶつかってみて感じたのは大物だなってこと。確かにそうだ。でも、俺らの体格は似ているから、キャムを倒さないってのは俺らしくない。キャムを倒さなきゃならないんだ」

新人時代からスピードとパワー、あるいはその両方で勝負できるアスレチックフリークだったヤングはオフシーズン中、ブロッカーに遮られないように手の使い方を工夫したという。ニュートンに突進する前にそれを見せつけた。

「今年はもっと手を動かしたいと周りに言っているんだ」とコメントしたヤングは「あのプレーでは、努力が報われた。ロングアームのカットだったから、腰を回してエッジに回り込み、狙っていこうとしたんだ。早い段階で試合に影響を与えられてよかった」と続けている。

ヤングは今シーズン、早い段階からゲームに影響を与えることになるだろう。

【RA】