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ACL断裂から復帰したスティーラーズLBブッシュの出場を喜ぶトムリンHC

2021年08月14日(土) 15:13

デビン・ブッシュ【NFL】

現地12日(木)夜、ピッツバーグ・スティーラーズがフィラデルフィア・イーグルスに24対16で勝利した試合で、スティーラーズのラインバッカー(LB)デビン・ブッシュが2020年10月にACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)を断裂して以来、初出場を果たした。

チームの公式サイトによると、マイク・トムリンHC(ヘッドコーチ)はブッシュについて次のように語っている。

「ブッシュが出場したこと、素晴らしいスタートだ。われわれは、ここからさらに前進していく。そういう意味でも今日は重要な日だった。今はこれ以上のことを望んでいない。ただ前進するのみだ」

ブッシュは昨シーズン第5週に行われたライバルであるクリーブランド・ブラウンズとの試合で膝を痛めた。ブッシュを失ったことはスティーラーズのディフェンスにとって大きな意味を持つ。スティーラーズではブッシュのような負傷者が出たことでプレーメーカーが減り、シーズン後半は苦戦を強いられていた。

ブッシュは、ケガがなければサイドラインからサイドラインまでタックルできる脅威的な存在であり、邪魔者を払いのけてパサーにラッシュすることもできる。しかし、膝を痛めたことで最も回復が難しいと言われているカバレッジを改善する必要がある。

23歳のブッシュはトレーニングキャンプへの参加を許可されているものの、スティーラーズはこれまで先発LBであるブッシュを慎重に扱っている。 タックルを2回決めた木曜日の出場は、正しい方向へ進む小さな1歩となった。

『Pittsburgh Post-Gazette(ピッツバーグ・ポスト・ガゼット)』によると、ブッシュは「外に出て実際のスタジアムで再びプレーする感覚をつかみ、いろんなチームの人たちと一緒にいるのはいいことだ。いい経験になったよ」と語ったという。

木曜日に行われたLBジョー・シューベルトのトレードは、インサイドラインバッカー(ILB)のポジションを強化したいというスティーラーズの願望を強調するものだった。ブッシュが2021年シーズンに向けて万全な状態で戻ってくることは、その目標に向けて大きく前進することになる。木曜日の夜、スティーラーズは正しい方向へ1歩踏み出した。

【RA】