ベアーズ新人OTジェンキンスが背部の手術へ、QBフィールズはそ経部に問題
2021年08月19日(木) 08:58シカゴ・ベアーズが上位2つのドラフト指名権を使って獲得した選手が共に負傷に苦しんでいる。一人はもう一方より深刻な状況にある。
ヘッドコーチ(HC)のマット・ナギーは現地18日(水)に1巡目指名のクオーターバック(QB)ジャスティン・フィールズがそ径部の問題によってその日の練習で“後退”することになると語っていた。ナギーはチームがフィールズに関して“非常にコンサバティブ”な姿勢を取るとする一方、土曜日に実施されるバッファロー・ビルズとのプレシーズンゲームには間に合わせるプランだとしている。
「彼には少し痛みがあって、ジャスティンは本当にそれを言い訳にしない人間だ」とナギーHCは述べた。
「彼はそれを言い訳にしないだろう。彼はいくつかのスローや、昨日のわれわれの全体的な様子に腹を立てていたようだ。私も攻撃面でとても良い日だったとは思っていない。昨夜は映像を見て検討し、軌道修正したり、原因を把握することができた。われわれとしては、スマートでいなければならない。スマートでありたいと思っているし、今の彼を限界までプッシュして痛みを増やすリスクを取ることに意味はない」
ナギーHCにはフィールズのそ経部の問題をそれほど心配している様子はなかった。チームドクターがこのケガは長引くとの懸念を抱けば、プレシーズンゲームにフィールズを出場させるプランはないだろう。
一方、ベアーズが2巡目で選択したオフェンシブタックル(OT)テヴェン・ジェンキンスは背部の手術を受けることになるとナギーHCが明かしている。
「今季に彼を復帰させることが目標だ」とナギーHCは述べた。
負傷を抱えるジェンキンスはトレーニングキャンプでの練習には参加していなかった。
ドラフト1巡目の指名を想定されていたジェンキンスだが、2巡目まで残ったところをベアーズがトレードアップして選択している。シカゴ首脳陣はこのプロセスを通じて、大学時代に負ったケガについては把握しているとしてきた。ジェンキンスのドラフト順はこのケガによって下がったと考えられる。
今回、ナギーHCは「大学時代の背部の問題については把握していたが、これらの症状は新しくでたものだ」と指摘した。
新たな症状は懸念されるもので、特にオフェンシブタックルの背部の問題となればなおさらだ。
ナギーHCはジェンキンスの復帰に前向きだったが、ベアーズが最初のシーズンのすべてでジェンキンスに出場させない可能性はある。ベアーズはオフシーズンの初めに、ジェンキンスがすぐにレフトタックル(LT)として先発することになるとの想定からチャールズ・レノJr.をカットしていた。シカゴの希望はどうやら39歳のジェイソン・ピータースにかかっているようだ。
また、タイトエンド(TE)コール・ケメットもハムストリングの問題によって練習量が抑えられるとナギーHCはつけ加えた。ただし、フィールズと同様にこれも単純に予防的な措置であり、長期的な懸念はないとナギーHCは述べている。
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