もしダラス・カウボーイズのクオーターバック（QB）ダック・プレスコットが足首の骨折から復帰し、その後のトレーニングキャンプ中に肩を故障していなければ、足首の手術を受けたワイドレシーバー（WR）アマリ・クーパーの長く待たれた復帰にはさらなる驚きが伴っていただろう。

スターレシーバーのクーパーがレギュラーシーズンに向けて順調に回復しているという朗報がカウボーイズに届いた。

現地16日（月）の練習後、クーパーは報道陣に対し、足首の痛みが引いて万全な状態に近いと語っている。『Dallas Morning News（ダラス・モーニング・ニュース）』のマイケル・ゲルケンによると、火曜日の練習量は念のため制限されたということだが、クーパーは水曜日のセッションでより多く練習する予定だ。順調にいけば、今週土曜日に行われるプレシーズンゲームのヒューストン・テキサンズ戦に参加することができる。

クーパーは「俺はどうしてもフルでルートツリーを走らなきゃいけない」と話している。「やっていないことがたくさんあるんだ。100％の状態では、全部こなしていた。全部のルートを走っていた。フットボールフィールドでは他のことよりも難しいことがある。自分のポジションの中で、よりチャレンジングな側面をまだ経験していない」

クーパーは1月に手術を受けている。通常であれば、このようなケガの場合でもトレーニングキャンプに十分間に合うようなスケジュールで復帰できるはずだ。しかし、クーパーは骨の炎症などの挫折も味わっている。結果として、先週になってPUP（故障者）リストから外れ、月曜日が久しぶりに大活躍する日となった。

クーパーは足首の状態を 「全体的に良くなった」とコメント。

「しばらく参加していなかったな」と振り返り、「（月曜日は）最高だった・・・個別のドリルとかをこなした後に“いい感じだ”と思ったから、もうちょっとやってみたんだ」と続けた。

水曜日に調子がよければ、クーパーはカウボーイズのプレシーズンゲーム第3週に参加したいと考えている。ただし、判断はコーチやトレーニングスタッフに委ねられる。

9月9日（木）に控えるタンパベイ・バッカニアーズとのレギュラーシーズン開幕戦まで3週間となる中、クーパーは順調に準備を進めており、可能であればプレシーズンでの練習を数回こなしておきたいところだ。この先、クーパーが新たな苦境に立たされないことが重要となってくる。

【RA】