ベアーズQBダルトン、フィールズへの熱狂を支持しつつも「今は自分の時間」
2021年08月19日(木) 14:29アンディー・ダルトンはクオーターバック(QB)として先発するためにシカゴ・ベアーズにやってきたが、ダルトンにとって十分に快適な場所とはならなかった。
ベアーズはミッチェル・トゥルビスキーとの契約が失敗に終わった経験からクオーターバックに長期的なオプションが必要だと考え、2021年のドラフト1巡目でジャスティン・フィールズを指名した。フィールズは他の3人のQBに遅れをとり、最大の懸念点はプロでは通用しない処理速度だった。フィールズは長時間ボールを保持したままになることが多く、プロのゲームに慣れるまでに時間がかかるのではないかという見方もあった。
ところが、フィールズにとってシカゴはベテランの背後で学ぶのに最適な場所だった。その後に迎えたトレーニングキャンプでフィールズは注目を集め、プレシーズンデビューでさらに注目を集めることになった。
このような結果を受けて、ベアーズファンの中にはシーズン開幕時にフィールズがQB1へ昇格することを望み、騒ぎ立てている人もいる。一方、ダルトンもその座を狙っている。結局のところ、ダルトンは2021年にシカゴのスターターになるために契約したのだから、そうした雑音を遮断しようとしている。
現地18日、ダルトンは「そこに集中しちゃだめだ。それに集中してしまうと打ちのめされてしまう」と話し、次のように続けた。
「自分が何者であるか、何のためにつくられたのか、自分のアイデンティティがどこにあるのかを知っている。自分のファンとかこのチームとか、そういったものを求めているのか? そうだ。彼らにジャスティンを応援してもらいたいのか? もちろん、そうさ」
「でも、俺の関心はそこじゃない。今はそんなことに集中できない。前にも言ったけど、ジャスティンにはジャスティンの時間が来るだろうし、彼は素晴らしいキャリアを積んでいくと思う。でも、今は俺の時間だからこのチームのために最高の選手になること、そしてチームの勝利のために全力を尽くすことに集中している」
ダルトンが自分の仕事に集中し、今ある機会を受け入れることは正しい。しかし、少なくとも今の調子が続けば、近いうちにそれはフィールズの仕事になってしまうだろう。
【RA】