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「大ファン」のパッカーズQBロジャースと言葉を交わしたジェッツQBウィルソン

2021年08月19日(木) 15:43


グリーンベイ・パッカーズのアーロン・ロジャースとニューヨーク・ジェッツのザック・ウィルソン【AP Photo/Matt Ludtke】

グリーンベイ・パッカーズの偉大なクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースとニューヨーク・ジェッツの新人QBザック・ウィルソンの間には、年にして15歳、NFLキャリアにして16年の差がある。

そんな2人が同じフィールドに立ち、同じシーズンに向けて準備している。

現地18日(水)、ドラフト1巡目指名を受けた2人のQBがジェッツとパッカーズの合同練習のためにグリーンべイで並び立っていた。ウィルソンはロジャースとフィールドで言葉を交わしたとき、憧れのスターに夢中だったことを認めている。

『The Associated Press(AP通信)』が伝えたところによれば、ウィルソンはジョーク交じりに「ジェームス(ジェッツのQBであるモーガン)が猛烈なファンでさ。少し緊張してたくらいだ」と話したという。

「いや、俺も大ファンだ。俺たち皆、前にもそんなことがあったかのようなフリをしなきゃならなかった。ただここにいて、彼と話せるだけでうれしいんだ」

2021年ドラフト全体2位で指名を受けたウィルソンは、2005年ドラフト全体24位で選ばれたロジャースの精神を学んでいる。

「彼の知識はすごい。スマートだし、フィールドで何が起こっているかを知っている。彼にフットワークのことやフィールドで起こっていること、彼が何を見ているのかを聞くのはクールだよ。もっと彼と一緒にいられるなら、ずっと質問し続けるだろうな」とウィルソンは話した。

一方のロジャースは「ザックはいい子だね。彼に会えて楽しかった」とコメントしている。

22歳のウィルソンは、37歳のロジャースが数々の物語を生み出してきたキャリアをスタートしたときには6歳だった。

ロジャースはそのキャリアでプロボウル選出9回、オールプロ3回、MVP3回、スーパーボウル優勝1回、パスヤードは5,1000ヤード以上、タッチダウン412回を数えてきた。

ロジャースが達成してきたことを自分もやり遂げようとしているウィルソンは、「日曜日に見たいのはいつも彼のゲームだった。いつだって彼のフルゲームを、彼が何をしているのかを見るようにしていた」と言う。

これからウィルソンは日曜日をロジャースと共有し、自分の試合を見た若者たちに歓声を上げさせるだろう。いつかそのうちの誰かがウィルソンと共にフィールドに立ち、ウィルソンの“大ファン”だと言うかもしれない。

「正確に言えば、俺たちは今、皆同じレベルにいる。皆NFLにいるんだ。でも俺たち皆が“あれがアーロン・ロジャースだ。クレイジーだぜ”っていう感じだ。彼から学び、彼のやっていることを見るのは、今でも俺たちにとって最高のツールなんだ」とウィルソンは話した。

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