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心臓の手術から復帰したバイキングスLBスミスが引退を表明

2021年08月19日(木) 17:11


ミネソタ・バイキングスのキャメロン・スミス【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

インサイドラインバッカー(ILB)のキャメロン・スミスはミネソタ・バイキングスのプレシーズン初戦でプレーし、フットボールフィールドへの凱旋を果たした。

しかし今回、スミスは短いながらも刺激的だった選手生活に終止符を打つことを発表している。

24歳のスミスは現地18日(水)にソーシャルメディアを通じてNFLからの引退を発表した。

2020年8月に新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性反応が出た後、スミスには先天性心疾患を治療するための手術が必要であることが分かっている。

スミスは2020年のシーズンをすべて欠場することになったが、バイキングスのヘッドコーチ(HC)であるマイク・ジマーは、新型コロナウイルスの陽性反応が心臓病の発見につながったことは神の恵みだと考えていた。

ジマーHCは「彼は普通の生活を送ることができるようになり、ひょっとするとフットボールもプレーできるようになるかもしれない」と話していたが、その予言は的中し、スミスはプレシーズン第1週のデンバー・ブロンコス戦で先発出場を果たした。スミスはタックルを決め、23回のスナップをこなしている。

2019年ドラフトの5巡目で指名されてから戦い続けてきたスミスは、「自分の人生の次の章にタックルする」という決断を下す前に短期間ではあったものの現場に復帰することができた。

【RA】