2022年以降もクリーブランドに「残りたい」とブラウンズTEジョク
2021年08月22日(日) 00:201年前の今頃、デイビッド・ジョクのクリーブランドでの未来は不確かな状況に見えた。
現在、彼は他の場所でフットボールをするなど考えられないといった様子だ。現地20日(金)、ジョクは記者団を前にチームを去りたいという気持ちはないと語った。
「俺は4年ここにいて、5年目に入ろうとしている」という彼の言葉を『Cleveland.com』が伝えている。「他のことは何も知らないんだ。俺はここにいたい」
昨シーズンとはあまりにも対照的だ。彼はまず、ルーキーイヤー以来初めてプレーするために戦う必要に迫られた。クリーブランドはオフシーズン中にポジショングループの強化を図り、まずはマーケットに出ていたトップフリーエージェントのタイトエンド(TE)、オースティン・フーパーと契約。さらに、ドラフトでジョン・マッキー賞を獲得しているハリス・ブライアントを指名した。
ジョクは確固たるナンバーワンTEから2番手、3番手付近へと後退した。彼はクリーブランドの合計オフェンシブスナップのうち、39%でしかプレーしなかった。ジョクの代理人は複数回にわたってトレードを要求したが、ブラウンズは賢明にもそれを拒否した。
統計的に彼は1巡目指名に期待されるような働きをしていないだろう。だが、彼の素晴らしい特質は今もまだ健在で、弱点の克服にも取り組んできた。身体能力は高いがキャッチの精度に不安があるとされていたジョクは昨シーズン、合計ターゲットの65%以上をつかみ、キャリア最高のキャッチ率を達成した。19日(木)のトレーニングキャンプのハイライトを見ると、彼は間違いなく今でもルートを獲得し、ディフェンダー越しにパスをキャッチできると分かる。
Peppers vs Njoku
After the play, Baker yells “Just like old times”. #Browns pic.twitter.com/QNqy8txOET
— Matt Fontana (@MattFontana83) August 19, 2021
「ペッパーズvs.ジョク。プレー後、ベイカーが“昔のまんまだ”と叫んでいる」
チームが成功を収めた2020年シーズンの大部分で、ジョクはプレー時間を得るために戦わねばならなかったが、レギュラーシーズンの終盤とプレーオフを通して幾度も危機を救っている。キャリア2度目のプレーオフゲームで、彼は4回のパスをキャッチして59ヤードを獲得し、後半でオフェンスに息を吹き返させた。だが、後のAFCチャンピオンを相手にディビジョナルラウンドで惜敗した。
クリーブランドが2022年以降も彼をキープできるという希望を抱いて、彼に対する感情は急速に楽観的なものへと変化した。
「これは誰にでも当てはまるけど、フィールド外の雑音を制限して、自分で対処できるようになれば、この建物にやってきて自分の仕事ができるようになる」とブラウンズのクオーターバック(QB)ベイカー・メイフィールドは述べた。「デイビッドはチームを助けようというメンタリティでプレーしている。全員がそうあってほしいね」
ジョクは20日(金)、自分の未来にとってベストなことに集中するために代理人を変えたと説明し、昨年の不満は“過去のもの”として、クリーブランドにいることがベストだと述べた。
「勝利はたいていのものを癒やしてくれる」と彼は言う。「前に言った通り、ここのチームメイトたちと勝つこと以上にうれしいものはない」
ブラウンズは2019年シーズンの開始前にジョクの5年目オプションを行使した。ファンにとっては大昔のように思えるだろうが、それは良い判断だった。ルーキー契約の5年目で最後のシーズンはジョクにとって、ブラウンズの優秀なパスキャッチャーになれるということを証明するチャンスだ。同時に、2TEのセットに頼りがちな彼らのスキームにフィットすることもできる。
彼が2021年にブレークアウトするなら、ブラウンズは計画を変えなければならないかもしれない。ジョクとしては、自分の貢献によってブラウンズが勝利している限りはハッピーだろう。
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