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チャージャーズDBダーウィン・ジェームズが99ヤードのインターセプトリターンTDを披露

2021年08月22日(日) 01:59


ロサンゼルス・チャージャーズのダーウィン・ジェームズ【NFL】

ダーウィン・ジェームズの輝かしい2018年のデビューシーズンは、彼がどれほど特別な才能の持ち主であるか、そしてどれほどのポテンシャルを秘めているかを明らかにした。

だが、ケガが彼とNFLからそれを目にする機会を奪った。過去2シーズンで彼は5試合しかプレーしていない。

今シーズンこそ、ジェームズがその素晴らしい第一印象の続きを見せてくれるかもしれないと期待が高まる中、ロサンゼルス・チャージャーズのセーフティ(S)の見事なプレーがソーシャルメディアでバズっている。

サンフランシスコ49ersとの合同練習で、ジェームズはタイトエンド(TE)ジョージ・キトルの前に飛び出し、クオーターバック(QB)ジミー・ガロポロからのパスを1ヤードラインのところで奪い、そこから反対方向に99ヤードをダッシュしてタッチダウンを決めた。

練習だろうと関係なく、それは驚きと歓声を巻き起こした。ジェームズつながりのレブロン・ジェームズまでもが反応したほどだ。


「さすがはジェームズの名前を持つだけあるな!! 元気になって最高のプレーを見せてくれるようになってうれしいぜ、DJ!!」

「その後の興奮はすごかったね。(その前に)ちょっとしたけんかも起きていたから余計にね」とチームメイトのディフェンシブエンド(DE)ジョーイ・ボサは言う。「素晴らしかったよ。一緒にフィールドに立ったのはすごく久しぶりのように思える。俺たち2人がエッジで飛び上がっている画像を見るのが大好きなんだ。怖い光景だよ。俺はいつも、彼はリーグ内でベストの1人だと言っている。本気だぜ。彼ならどんなポジションでも絶対いける。俺が今まで見た中で最も恵まれたアスリートの1人だ。あのエネルギーは信じられないほどだ。彼が楽しそうに、健康で、プレーするのが見られて最高だよ」

ボサはこのプレーが何かを呼び覚ますとは考えておらず、むしろ2018年のディフェンス部門年間最優秀新人賞の存在を再確認させ、彼の持つ能力を示すものだったと考えている。

「覚醒するきっかけなんて彼には必要ない」とボサは述べた。「そういうのに関係なく、彼はあれをやったと思うけど、とどめを刺すにはいい方法だった」

このインターセプトが今週の練習の見どころだったのは確かだが、ヘッドコーチ(HC)のブランドン・ステイリーはそれをレッドゾーンでの素晴らしい集中力の表れと捉えており、ジェームズとキトルという2人のNFLエリートによる素晴らしいバトルだったと述べた。

「レッドエリアの出来事にそれだけ意識が集まっていたのだろう。私はそう見た」とステイリーは述べた。「彼はマッチアップを完全に予想し、ルートを予想していたのだと思う。ジョージは7オン7の時に同様のシーンで彼をとらえ、今度はダーウィンが上回った。特別なマッチアップだ。この数日、あのような選手たちがぶつかり合うのを見るのは楽しかったよ。彼らはリーグ全体の中でもベストの2人だ。彼らのポジションだけに限らず、NFLのベストプレーヤーたちだ。パッシングゲームとランゲームの両方でああいう競争を見られたのは素晴らしい。一流のプレーだった」

チャージャーズにとって好材料となる一流のプレーだ。

「ああいう状況ではプレミアムプレーヤーたちが活躍しなくてはならない」とステイリーは言う。「たいていの場合、NFLでは、ゲームの終わりは2ミニッツ、レッドエリアの深い位置で決まることになる。“決めなくてはならない”シチュエーションだ。いいチームはそうした状況でどうなるか分かっている。ジョージは優れた選手だ。どのダウンでもどの距離でもそうだが、特にあの深い位置ではそうだ。素晴らしいマッチアップだし、われわれは良い仕事をした」

2018年にルーキーでありながらプロボウルとオールプロに選ばれたジェームズは、万能の発電機として活躍し、75回のタックル、3回のインターセプト、13回のパスディフェンスと3.5回のサックを記録した。しかし、足の疲労骨折によって2年目は5試合の出場に終わり、2020年は半月板損傷によって始まる前からシーズンが終了した。

彼が戻ってきた今、期待は最高潮に達しており、その健康が維持されることが望まれている。

ジェームズは、その見通しと期待を全て99ヤードの興奮に集約してみせた。

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