OLステフェン・ウィスニースキーが10年のキャリアに幕
2021年08月27日(金) 13:23リングを2つ手に入れた頼れるインテリアラインマンが10年のNFLキャリアに終止符を打った。
ステフェン・ウィスニースキーが引退する旨を『Twitter(ツイッター)』で発表している。
2011年のドラフト2巡目で指名されたウィスニースキーは自分の仕事をしっかりとやり遂げ、ピンチのときにも頼れるブロッカーとしての評価を築いた。ウィスニースキーは2017年にフィラデルフィア・イーグルスと共にタイトルを追いかけていた際にその信頼性を発揮し、ガード(G)として14戦に先発してカーソン・ウェンツとニック・フォールズの両クオーターバック(QB)のプロテクトにおいて活躍している。ウィスニースキーはセンター(C)ジェイソン・ケルスやGブランドン・ブルックスと共に手ごわいトリオを形成し、イーグルスが第52回スーパーボウルで栄冠を手にする一助となった。
2019年までイーグルスに所属したウィスニースキーは同じ年の10月にカンザスシティ・チーフスに移り、レギュラーシーズンに先発2試合を含む11試合に出場してその実力を示した。ウィスニースキーはチーフスがポストシーズンを戦う上でファーストチームの一員としての役割を担い、チームはサンフランシスコ・49ersを下して第54回スーパーボウルを制覇。ウィスニースキーは3シーズンで2つ目のスーパーボウルリングを手にしている。
ピッツバーグ出身のウィスニースキーは2020年に地元に戻り、スティーラーズと2年契約を締結。1試合に出場した後、胸部を負傷したのが原因で後にウェイバーにかけられている。再びカンザスシティに戻った後は、4試合(先発2試合)に出場してから最後の試合を迎える。それが、チーフスが31対9でタンパベイ・バッカニアーズに敗れた第55回スーパーボウルだった。
8度のプロボウラーである叔父のスティーブ・ウィスニースキーの足跡を追い、ウィスニースキーのキャリアはオークランドで始まった。ペンシルベニア州立大学出身のウィスニースキーはドラフト2巡目で当時のオークランド・レイダースから指名を受けている。2011年から2014年はレイダースでプレーしたすべての試合に先発し、最後の3シーズンにはガードからセンターにポジションを変更。ジャクソンビル・ジャガーズで1年を過ごした後は、先に触れたイーグルス時代を迎えていた。
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