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熱帯性暴風雨からハリケーンに発達、セインツ対カーディナルス戦は中止が決定

2021年08月28日(土) 07:37


【NFL】

ニューオーリンズに向かっているとされるハリケーンの勢力が強まっていることを受け、プレシーズンゲームが中止を余儀なくされた。

ニューオーリンズ・セインツがアリゾナ・カーディナルスを迎えて開催する予定だった試合を中止すると発表した。

現地28日(土)に行われることになっていたセインツ対カーディナルス戦は、熱帯性暴風雨に関する最新情報を受けてアメリカ東部時間20時から13時に変更されることが発表されたばかりだったが、熱帯性暴風雨からハリケーンに発展したことで中止の判断に至った。

国立ハリケーンセンターによると、ハリケーンのアイダは27日時点でカテゴリー1に認定され、時速80マイル(時速128.75km)の暴風を伴ってキューバ西海岸に到達したという。木曜午後の時点で時速30マイル(時速48.28km)だった風は金曜午後に時速75マイル(時速120.7km)以上となり、急速に暴風雨が強まっていることを示しており、キューバとルイジアナ州の一部ではハリケーン警報が発令されているほか、メキシコ湾北部の各地域ではハリケーン警報と避難命令が発令されている。

ニューオーリンズはハリケーンの進路上にあり、日曜日にも上陸すると見られ、その時点ではカテゴリー4に分類される強さになると予想されている。海岸沿いには高波警報が発令されていることから、セインツは「暴風雨の影響を直接的、間接的に受ける可能性のあるすべての関係者のために」試合を中止することを決定したと明かした。

セインツは声明の中で「チームはこの地域のすべての住民に、差し迫ったハリケーンに対応するにあたり、安全を確保するための予防措置を取ることを奨励する」と述べている。

また、カーディナルスも試合中止が発表されてほどなく声明を発行し、チーム機を「フェニックスに引き返させる」と明かした。

【C】