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カウボーイズ、RBエリオットの契約見直しでキャップスペースを確保

2021年08月28日(土) 11:42


ダラス・カウボーイズのエゼキエル・エリオット【NFL】

ダラス・カウボーイズは2021年シーズンに向けてキャップスペースを確保するため、ランニングバック(RB)エゼキエル・エリオットの契約をシンプルに見直した。

『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロは事情を知る関係者の話として、カウボーイズは2021年シーズンにおけるエリオットの基本給960万ドル(約10億5,000万円)のうち860万ドル(約9億4,000万円)を契約ボーナスに変え、688万ドル(約7億6,000万円)のキャップスペースを確保したと報じている。

契約の再構築はキャップスペースを空けるために通常どのチームも取り組む。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行を受けて、決断を先送りにするケースが特に増えている。会計上の解決策はボーナスを残りの契約年数に分散させて、現在のキャップナンバーを下げることだ。

カウボーイズは今回の再構築によって2021年のキャップスペースを通常の年間取引に十分な額である1,200万ドル(約13億2,000万円)確保した。これはシーズン中にトレードで追いかけたい高額の選手がいた場合の緩衝材にもなる。あるいは、カウボーイズは先を見越しており、コロナ禍以前の期待値まで完全に回復しないと予想される来シーズンに向けてキャップスペースを繰り越そうとしているのかもしれない。

『Over The Cap(オーバー・ザ・キャップ)』によると、この動きによってエリオットの2022年のキャップナンバーは172万ドル(約1億9,000万円)増加し、1,822万ドル(約20億円)となるということだが、来年の報酬はいずれにせよ保証されているため、カウボーイズの大規模な計画にとって、わずかな変化はあっても大きな違いはない。カウボーイズがエリオットとの契約を解消できるのは最短で2023年だが、その場合でも1,186万ドル(約13億円)のデッドマネーが発生する。

その他のニュースとしてカウボーイズは現地27日(金)にフリーセーフティ(FS)マリク・フッカーがチームのリザーブ/COVID-19リストからアクティベートされたことを発表している。

【RA】