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チーフスQBマホームズ、プレシーズンにおけるOラインの印象的な活躍を称賛

2021年08月30日(月) 12:55

カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Rick Scuteri】

プレシーズンはカンザスシティ・チーフスが切望していた転換期となっている。

最後にチーフスの試合を見たとき、パトリック・マホームズはクオーターバック(QB)というよりもランニングバック(RB)のように見えた。第55回スーパーボウルでタンパベイ・バッカニアーズの絶え間ない守備陣の群れを切り抜けるために、マホームズは最善を尽くしていた。

それ以来、チーフスの経営陣はこのような惨事を防ぐために大量の資金を投じて、衰退したオフェンスラインを改革してきた。エキシビションゲームでの3回の勝利は、その投資が十分に生かされたことを意味している。

『USA Today(USAトゥデイ)』によると、マホームズは現地27日(金)のミネソタ・バイキングス戦で勝利した後、「オフェンスラインのやつらはアメージングなプレシーズンを過ごしてきたと思う」と語ったという。「俺は大してヒットされていないし、接触すらあんまりされていないと思う。これはやつらがどんな風にプレーしてきたかを物語っている。やつらはすごい仕事をしていて、しかも毎週良くなっているから、シーズンに向けてワクワクしている」

マホームズが言及したように、新人オフェンシブガード(OG)ジョー・トゥニーとタックル(T)オーランド・ブラウンが率いるオフェンスラインはプレシーズンを通してパスプロテクションに優れていた。『Next Gen Stats(ネクスト・ジェン・スタッツ)』によると、マホームズが限られたアクションの中でプレッシャーを受けたのは3回だけで、サックは全くされなかったそうだ。

チーフスはトゥニーとブラウンに加えて、新戦力のOGカイル・ロングとセンター(C)クリード・ハンフリーを迎え入れ、3月に放出したオフェンシブタックル(OT)のエリック・フィッシャーやミッチェル・シュワーツのように信頼できる先発としての力を証明する可能性のある、旧戦力のOGローレント・デュバニー・ターディフとOTルーカス・ニアングを再びチームの一員にしている。

これまでのところ、新しいブロッカーたちを気に入っている様子のマホームズは次のように話している。

「もちろん、みんな才能がある。練習でも、マンツーマンでも、何をしていてもそれが分かる。オフェンスライン、クオーターバック、そしてオフェンス全体が一体となって、全員が共通認識を持っているときこそ、本当に優れたオフェンスラインが生まれるんだ。試合を重ねるごとに、どんどんコミュニケーションが取れるようになってきたし、シーズンを通してさらに成長し続けるはずだ」

これはスタート地点に過ぎないとはいえ、昨シーズンから戻ってきたのが5人のラインマンと1人の先発選手(OGアンドリュー・ワイリー)のみだったことを考えると、早い段階からチームがまとまっているのは明るい材料だ。

チーフスはシーズン開幕から最終戦まで、同じ5人のメンバーが先発することを何よりも望んでいる。もしそれが実現すれば、スーパーボウルに3年連続出場することがほぼ確実になるだろう。

【RA】