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ドルフィンズがベテランCスクーラをリリース

2021年08月31日(火) 11:43


マット・スクーラ【AP Photo/Brett Carlsen】

マット・スクーラのマイアミ滞在はレギュラーシーズンまで続かなかった。

マイアミ・ドルフィンズがベテランセンター(C)のスクーラをリリースしたと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地30日(月)に伝えている。

ドラフト外フリーエージェントとしてNFL入りしてからボルティモアで過ごした4シーズンで先発Cにまで成長したスクーラは、3月にドルフィンズと1年175万ドル(約1億9,000万円)の契約を結んでいた。スクーラの離脱は完全なサプライズというわけではなく、昨シーズンは最も大きな責任であるボールのスナップに苦戦しているのがシーズン第9週と第10週で明らかな問題となり、ニューイングランド・ペイトリオッツに対する敗戦を経てパトリック・メカリと交代させられていた。

スクーラには2021年にマイアミのオフェンシブラインで先発の役割を担うことが期待されていたものの、ドルフィンズがドラフト2巡目でノートルダム大学のラインマンであるリアム・エイシェンバーグを指名したことで事態は複雑になる。エイシェンバーグはドルフィンズに加入するにあたってタックルからガードにポジション変更し、2021年にレフトサイドで先発の役割を担うと見られている。ルーキーが先発ラインアップに加わったことと、マイケル・ディーターがガードからセンターにシフトしたことで、スクーラは放出しても構わない存在になっていた。

ベテランの1年契約につぎ込まれて動かせないのはわずか40万ドル(約4,300万円/スクーラのサインボーナス)であり、2021年のキャップスペースの余裕が700万ドル(約7億7,000万円)を下回っているドルフィンズは、スクーラをリリースしてスペース上で135万ドル(約1億5,000万円)を節約しつつ若手と前へ進んでいくことを決断している。

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