ベンガルズが元ドラフト1巡目指名CプライスをジャイアンツにトレードしてDLヒルを獲得
2021年08月31日(火) 16:49センター(C)ビリー・プライスのシンシナティ・ベンガルズでの活動は2021年以降に終了する可能性が高かった。しかし、ベンガルズはスケジュールを早めて現地30日(月)にプライスをトレードしている。
ベンガルズがニューヨーク・ジャイアンツのディフェンシブエンド(DE)B.J.ヒルと引き換えにプライスをトレードすると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報じた。その後、ベンガルズがこの取引を正式に認めている。
ベンガルズはプライスに費やしたドラフト1巡目指名権の価値を少しでも高めようとしており、この選手交換は理にかなっていると言えよう。オハイオ州立大学出身のプライスは2018年ドラフトに向けて注目されていたが、コンバインのワークアウト中に胸筋断裂を起こしている。プライスは誰もが憧れるラインマンだった頃の姿を取り戻すことはできず、ベンガルズは最終的にトレイ・ホプキンスにその座を譲ることにした。
ベンガルズは5年目のオプションを拒否し、プライスの契約は2021年を残すのみだ。プライスはそれをジャイアンツの一員として過ごすことになる。ジャイアンツはオフェンスラインを強化すると同時に、多くを手放すことなくプライスをルーキー契約が切れる前にNFLで有力なブロッカーにさせようとしている。
一方、2人の新人DE(ワイヤット・フーバートとジョセフ・オサイ)を失い、DEキャメロン・サンプルが肩に軽傷を負っていたベンガルズは、今回の動きでディフェンス面を補強している。ヒルはジャイアンツの3-4スキームでディフェンシブエンドとして登録されているが、ベンガルズの4-3ディフェンスではディフェンシブタックル(DT)の役割を果たすのに適している。ヒルは新加入で3テクニックの位置につくDTラリー・オーガンジョビーの後ろに控え、キャンプ開始時に健康を万全な状態にするための時間を必要としていたオーガンジョビーという質の高いディフェンダーの背後でデプスを厚くするだろう。
【RA】