セインツオーナーのベンソンがメキシコ湾岸再生基金に約1億1,000万円を寄付
2021年08月31日(火) 17:17ハリケーン「アイダ」がニューオーリンズをはじめとするルイジアナ州およびメキシコ湾岸地域に甚大な被害をもたらしたことを受け、ニューオーリンズ・セインツのオーナーであるゲイル・ベンソンがメキシコ湾岸再生基金に100万ドル(約1億1,000万円)を寄付したことを現地30日(月)に発表している。
『Associated Press(AP通信)』によると、日曜日に上陸したハリケーン「アイダ」はカテゴリー4に発達し、米国を襲った最も強力な暴風雨の一つとみなされた。ニューオーリンズの全地域で停電が発生し、少なくとも1名の死者が出ている。
アイダは16年前のハリケーン「カトリーナ」と同じ日に発生した。
チームは寄付に加えて政府の指導者たちと連絡を取り合い、可能な限りの支援を提供している。
ベンソンがチームを通じて発表した声明の全文は以下の通りだ。
「ルイジアナ州南部及びメキシコ湾岸地域でハリケーン“アイダ”による甚大な被害が確認されていますが、この記録的な暴風雨の影響を受けたすべての人々に祈りを捧げます。私たちはコミュニティの回復力と強さを信じており、復興をけん引すべく全力を尽くしていきます」
「最も重要なことは、私たちは組織としてハリケーンの影響を受けた人々を支援するために全力を尽くしたいということです。オーナーのゲイル・ベンソンはルイジアナ州およびメキシコ湾岸地域のコミュニティを支援するために、まずは100万ドル(約1億1,000万円)を寄付しました。募金をご希望の方は『 NewOrleansSaints.com/hurricaneida』(編集部注:リンク先は英語のみ)をご覧ください。ニューオーリンズ・セインツは今後も政府や地域の指導者たちと緊密に連絡を取り合い、どのような支援や援助が最も効果的であるかを検討していきます。基金やその他の取り組みについての詳細は追ってお知らせいたします」
「電力やその他インフラの復旧に多くの課題があることは承知しています。表面的な被害しか受けていない私たちの施設の利用を含め、可能な限りの支援を提供するためにあらゆるレベルの政府指導者と連絡を取り合ってきました。連邦緊急事態管理庁(FEMA)はその申し出を受け入れ、オクスナー・スポーツ・パフォーマンス・センターの一部を使って支援活動を行うことになっています」
「チームは安全です。最初のレギュラーゲームであるグリーンベイ・パッカーズ戦で勝つことに向けて準備に集中しています。私たちは政府の指導者たちが安全だと言ってくれれば、すぐにでもニューオーリンズに戻って準備を続けたいと思っています。幸い、シーザーズ・スーパードームの被害は軽微で、都市のインフラが整い次第、試合開催に向けた準備が可能です。私たちは今シーズン、都市、州、地域を代表して、地域社会の復興に向けて協力することを待ち望んでいます。試合に勝つことがどれほど地域の人々を団結させ、刺激を与えるか、私たちは知っているのです。その責任と機会を生かすことが待ち遠しいです」
「これまで何度も経験してきたように、ともにこの課題を乗り越えていきましょう。その結果、私たちはより強くなれるでしょう」
土曜日にセインツのホームで行われる予定だったアリゾナ・カーディナルズとのプレシーズン最終戦はハリケーンの影響で中止された。
セインツは少なくとも水曜日まではダラスで練習を行うことになっている。
【RA】