カーディナルスCBマルコム・バトラーがリザーブ/引退リストへ
2021年09月01日(水) 13:48マルコム・バトラーのアリゾナでのフレッシュなスタートにストップがかかった。恒久的なものではなかったとしても、その期間は不明だ。
アリゾナ・カーディナルスが現地31日(火)にバトラーをリザーブ/引退リストに置いたことを発表している。
バトラーは今春にカーディナルスと1年325万ドル(約3億6,000万円)、インセンティブによって最大600万ドル(約6億6,000万円)の契約を結び、離脱したパトリック・ピーターソンの後釜としてバイロン・マーフィーの逆側の位置で先発すると見込まれていた。トレーニングキャンプとプレシーズンの大部分でその期待に応えたバトラーだが、個人的な事情によりチームを離れて引退を検討していた。
カーディナルスがバトラーをリザーブ/引退リストに置いたのは、必ずしもバトラーが正式に引退したわけではなく、バトラーが占めるはずだったロースタースポットを他のアクティブな選手に割り振りつつ、バトラーに対するチームの権利を維持するということだ。フットボールのプレー継続を選択すればリザーブ/引退リストを離れることが可能であり、その場合はカーディナルスはバトラーのためのスポットを空けなければならない。
今のところ、バトラーにはもうフットボールをやり終えたかを決断する時間が豊富にある状況だ。
バトラーは2015年にプロボウルに選出され、2016年はオールプロのセカンドチームに指名されている。2018年にテネシー・タイタンズと5年6,100万ドル(約67億2,000万円)の契約を交わしたが、実績は残しつつもサラリーに見合うだけの活躍はしていない。3シーズンを経てタイタンズからカットされた後、バトラーは2021年に向けたニーズを満たすべくカーディナルスと契約していた。
バトラーが引退を検討する間、チームはその代役を探すことになるだろう。
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