パッカーズLTバクティアリ、PUPリストでシーズンスタートへ
2021年09月01日(水) 14:05グリーンベイ・パッカーズのクオーターバック(QB)アーロン・ロジャースは2021年のレギュラーシーズンを迎えるにあたって、ブラインドサイドを守ってくれる主力選手を欠くことになる。
『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが情報筋の話をもとに報じたところによれば、パッカーズはオールプロ選手のレフトタックル(LT)デービッド・バクティアリをPUP(故障者)リストに置いたままシーシーズン開幕に臨むとのことだ。
この決定により、NFLで最も優れたLTの一人が少なくとも今シーズンの最初の6週間は欠場することになる。その間、パッカーズはニューオーリンズ・セインツ、デトロイト・ライオンズ、サンフランシスコ・49ers、ピッツバーグ・スティーラーズ、シンシナティ・ベンガルス、シカゴ・ベアーズとの試合を予定している。
バクティアリは12月31日の練習中にACL(前十字靭帯)を断裂し、パッカーズのポストシーズン進出に参加することができなかった。春の時点ではバクティアリがシーズンに間に合うという楽観的な見方もあったが、今回の厳しいニュースは昨シーズン終盤の負傷から完全に回復するまでにはまだ時間がかかることを示した。
NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)北地区の覇者にとって大きな痛手であることは言うまでもないが、パッカーズは5回のオールプロタックルの復帰を急がせることなく、安全策を取るようだ。
パッカーズにとって一縷(いちる)の望みとなるのは、昨年にガード(G)としてプロボウルに選ばれたエルグトン・ジェンキンスがこのオフシーズンにバクティアリの代わりとしてLTで活躍していることだ。開幕戦ではロジャースのブラインドサイドのブロックを任されることになる。バクティアリをPUPリストに留めておいたのは、ジェンキンスのLTとしての活躍があったからだろう。
バクティアリのリハビリ期間が延びることで、先発LTのケガが完治し、パッカーズのポストシーズン進出に向けて力強く復活することが期待される。
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