ワシントンはニュートンに関心なし、リベラHCはフィッツパトリックを先発QBに指名
2021年09月01日(水) 23:21ニューイングランド・ペイトリオッツがキャム・ニュートンをリリースしたことは、元NFLのMVPが次にどこへその才能を持っていくのかという疑問の山を生んだ。1つ、リストから消去していい場所がある。
カロライナ・パンサーズ時代を共にしたヘッドコーチ(HC)ロン・リベラとの関係から、ニュートンの行き先候補としてワシントン・フットボール・チームは各所で盛んに取り上げられた。しかし、リベラはチームのクオーターバック(QB)がすでに決定済みだと明かしている。
「確かにレーダーには引っかかったよ」とニュートンのリリースについてリベラはチームの公式コメントで述べた。「だが、念のために言っておくと、われわれの先発クオーターバックはライアン・フィッツパトリックだ。いいかな、そういうことだ。われわれには目をかけている3人がいて、全員がキャンプに参加し、良い仕事をしてくれた。このまま前進するつもりだ」
フィッツパトリックがオフシーズン中に1,000万ドル(約11億円)の契約にサインして以来、明白だったとはいえ、これはなかなか楽しい先発の発表方法だ。これまでリベラは“ライアン・フィッツパトリックがわれわれの先発クオーターバックだ”という明言を避けていたため、この形式的なコメントは確認という面で意味がありそうだ。
バックアップはテイラー・ハイニケが、ナンバー3はカイル・アレンが務めることになる。
ニュートンに関しては、フィッツパトリックがロースターにいる時点で、ワシントンとの契約の可能性は除外されていただろう。彼らはロッカールームを分断しかねないベテランを必要とはしていない。むしろ、次のオフシーズンには若返りを図る可能性の方が高い。
さらに言えば、過去2回のオフシーズンでニュートンと契約のチャンスがあった時でも、ワシントンがそうしなかったことにも注目すべきだろう。ニュートンを追いかける代わりに、チームはこの春、1,000万ドルをフィッツパトリックに提示することを選んだ。その時点で、リベラがニュートンとの再タッグを考えていないことは明らかだった。この日の発言は、計画をはっきりと口にしたに過ぎない――“フィッツマジック”を先発に指名したのと同様に。
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