「ホールドイン」ではないと主張するシーホークスSディッグス、近く練習復帰へ
2021年09月02日(木) 00:33
シアトル・シーホークスのクアンドレ・ディッグスがまたも練習を欠席し、いわゆる契約の再構築を目指す“ホールドイン”を続けている。先週ディッグスが欠席した際にヘッドコーチ(HC)のピート・キャロルは、彼がそうすることによって、“一種の意思表示”をしていると述べていた。
だが、シアトルのセーフティ(S)はそういうつもりで休んでいるのではないという。
「俺は自分にとって一番いい決断をしなきゃならなかったんだ。言った通り、俺はこれを意思表示だなんて思っていない。ここにいられることに感謝しているんだ。いつだってここにいられることに感謝している。シーホークスの一員でいられる俺は恵まれていると思う」とディッグスは『Associated Press(AP通信)』を通して語った。「リセットってわけじゃないけど、いくつか俺の側で修復し、解決しなきゃならないことがあったんだ」
シーホークスではオフェンシブタックル(OT)のデュアン・ブラウンが新契約を希望して練習を欠席しており、ストロングセーフティ(SS)ジャマール・アダムスも大型契約を取り付けるまで不参加を決め込んだ。ディッグスも契約の見直しを望む選手たちのトレンドに乗っている。
第1週の試合が11日後に迫ってきており、近々復帰する見通しだとディッグスは述べた。
「やらなきゃならないちょっとしたビジネスが残っている。全てが無事に片付き次第、練習には戻る」と彼は言っている。「俺はこいつを“ホールドイン”と呼ぶつもりはない。ただいくつかのことをすっきりさせているだけだ。すぐにチームメイトたちのところに戻る」
デトロイト・ライオンズから6巡目指名を受けたディッグスは、2018年に3年で1,860万ドル(約20億5,000万円)の延長契約を結んだが、2019年にシアトルにトレードされた。ディッグスの2021年のベースサラリーは595万ドル(約6億5,000万円)となる予定だ。彼が新契約を望んでいることは、これまで何度か示唆されていた。『The Seattle Times(シアトル・タイムズ)』はチームとディッグスがケガをカバーする保険契約に取り組んでいると報じている。
620万ドル(約6億8,000万円)というディッグスの年俸より多く稼ぐSは現在19人いる。キープレーヤーとの最新の契約問題にシーホークスがどう対処するかは見ものだが、プロボウラーのディッグスがシーズン初戦を欠場するような事態にはならずに済みそうだ。
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