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バイキングスがRTオニールと5年101億円で契約延長

2021年09月09日(木) 14:59


ミネソタ・バイキングスのブライアン・オニール【AP Photo/Bruce Kluckhohn】

ミネソタ・バイキングスがオフェンシブラインの右端の未来を確保した。

バイキングスがライトタックル(RT)ブライアン・オニールと5年9,250万ドル(約101億9,000万円)の延長契約を結んだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のトム・ペリセロが報じている。

新契約によってオニールは大幅に報酬アップすることになる。オニールは新人契約の最終年である2021年に240万ドル(約2億6,000万円)をベースサラリーとして受け取る予定であり、キャップナンバーはわずか275万ドル(約30億3,000万円)となっていた。今回の契約が効力を持つようになれば、平均年額は1,850万ドル(約20億4,000万円)まで上昇する。

オニールはサイン時に2,260万ドルを保証されるほか、保証額の総計は5,340万ドル(約58億8,000万円)になり、この契約の2年目には報酬の累積が4,000万ドル(約44億1,000万円)になると『NFLネットワーク』のイアン・ラポポートが伝えた。

改められた年額によってオニールはライトタックルの平均年額で2位につけ、その上に立つのはニューオーリンズ・セインツのライアン・ラムチェックのみだ(平均年額1,920万ドル/約21億1,000万円)。その報酬の高さが、ミネソタの将来におけるオニールの存在の重要性を示している

2018年ドラフトの2巡目で指名されたオニールは、投資に値するタックルあることを証明してきた。シーズンごとに急速に成長し、2020年には『Pro Football Focus(プロフットボール・フォーカス)』のグレードでキャリアベストの78をマーク。その中には83.7というランブロッキングのグレードが含まれている。この数字は昨年のNFLのタックル全体で10位にあたり、ワイドゾーンのスキームでランニングバック(RB)ダルヴィン・クックに頼っているバイキングスの攻撃陣においてはなおさら価値のある活躍だった。

オニールがこの調子を続けて行けば、最高クラスのライトタックルだと広く見なされるようになるのはそう遠くない話だ。バイキングスは今回の契約延長によってオニールがその方向に進んでいるとの確信を知らしめている。

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