T.J.ワットがスティーラーズと約123億円の4年契約に合意
2021年09月10日(金) 08:43気をもむのはもう終わりだ。ピッツバーグに平和が戻ってきた。
スティーラーズのエッジラッシャーであるT.J.ワットが1億1,200万ドル(約123億円)を超える4年の延長契約に合意したと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが現地9日(木)に伝えている。この契約には8,000万ドルの完全保証が含まれているとラポポートはつけ加えた。
ワットは1年あたり2,800万3,000ドル(約30億7,000万円)を受け取り、NFL全体で最も高額が支払われる守備選手になる。
今回の契約はスティーラーズの従来のやり方とは確実に違う。スタープレーヤーへの支払いをためらわないスティーラーズだが、延長の最初のシーズンを超える保証は行わないのが通例だった。しかし、スティーラーズはケガ、スキル(パフォーマンス)、将来的なキャップの削減に対し、ワットに総額の3分の2以上を保証している。
スティーラーズが特別な措置を考慮する選手が1人いるとすれば、それが2020年のNFLサックリーダーであり、年間最優秀守備選手賞に輝いたワットだった。昨シーズン、ワットは2006年以来で1シーズンにサック15回以上、かつクオーターバック(QB)ヒット40回以上を数えた3人目の選手になった。他の2人は兄J.J.とアーロン・ドナルドだ。2018年以来、T.J.(42.5回)よりも多くのサックをマークしたのはドナルド(46.5回)のみとなっている。
レギュラーシーズンの開幕が迫る中、ワットは(水曜日にフィールドに戻るまで)ホールドインを続けており、契約交渉の進捗が過去数週間にわたって話題になっていた。QBベン・ロスリスバーガーは水曜日に、ワットにはそれなりの報酬を支払うべきだとして支持を示しており、木曜日には守備のスター選手であるミンカ・フィッツパトリックが自身の契約を念頭においてワットの交渉を見守っていると話していた。
現在のサラリーキャップには余裕が少ないため、この契約は将来に占める部分が多いと見られる。ともあれ、この合意によって大きな疑問が氷解し、ピッツバーグのプレッシャーの源が抱えていた懸念は払しょくされた。
If it’s ok with Yinz, I’d like to stay a while!! LETS GO PITTSBURGH!!!! pic.twitter.com/itjnF7XNLd
— TJ Watt (@_TJWatt) September 9, 2021
「皆がいいなら、俺はしばらくここにいたいんだ! 行こうぜ、ピッツバーグ!!!!」
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