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セインツQBウィンストン、2度目の先発機会に「感謝」

2021年09月10日(金) 11:53

ニューオーリンズ・セインツのジェイミス・ウィンストン【NFL】

ジェイミス・ウィンストンにもう一度チャンスが巡ってきた。

元タンパベイ・バッカニアーズのドラフト全体1位指名選手であるウィンストンが最後にバッカニアーズで試合に出場したのは、2019年12月29日だった。ニューオーリンズ・セインツの先発クオーターバック(QB)に正式に指名されたウィンストンが現地12日(日)に控える試合に出場すると、それは623日ぶりのスナップとなる。

27歳のウィンストンは昨年、いずれその後釜となる希望を抱きつつ、将来の殿堂入りを期待されるドリュー・ブリーズの後ろで学ぶバックアップ選手としてセインツと契約した。テイサム・ヒルを抑えて先発の座を手に入れた今、ウィンストンにはキャリアを再構築するチャンスがある。

水曜日にチームの公式ウェブサイトを通して「とにかく楽しい」と語ったウィンストンは「ありがたいよ。先発する機会を得られたことは幸せだし、ただただ感謝している。チャンスを逃して1年以上が経っているし、何も当たり前だと思っていない。俺はただ恵まれていて、感謝している」と続けている。

ウィンストンが指揮を執っていた浮き沈みが激しい5シーズンにバッカニアーズが見切りをつけてから、元全体1位指名選手は立て直すのに1年を要した。ウィンストンはバッカニアーズでターンオーバーや判断ミスに悩まされたことで知られているが、フィールドに長く伸びる腕はひときわ目立っていた。適切なシステムであればウィンストンの才能は開花するだろう。彼はヘッドコーチ(HC)であるショーン・ペイトンと一緒にそれを見つけたのかもしれない。

ウィンストンは先発に指名されたことについて、次のように語った。「最高だ。トレーニングキャンプの間、お互いに高め合い、競い合いながらこのチームは成長していったと思う。先発に選ばれたことは幸運だし、ただ感謝している。俺を後押ししてくれたチームメイトやテイサムに感謝しているし、テイサムとお互いに助け合って成長できたことはありがたい」

オフシーズンに判断力が向上したと評価されたとはいえ、ウィンストンがバッカニアーズ時代の状態に後戻りしてしまうと意味がない。ウィンストンがリーグの中でもレベルの高い先発として活躍できることを証明するための歩みは、スーパーボウル出場を目指しているグリーンベイ・パッカーズとの、日曜日にジャクソンビルで開催される予定の試合から始まる。

【RA】