ボルティモア・レイブンズが負傷者続出の状況を踏まえ、ランニングバック（RB）のオプションを蓄え続けている。

『NFL Network（NFLネットワーク）』のイアン・ラポポートは現地10日（金）朝、レイブンズがベテランRBラタビアス・マレーと契約してアクティブロースターに登録する見込みだと報じた。第一報を伝えたのはジョシナ・アンダーソンだ。

マレーは1年契約になる見込みで、200万ドル（約2億2,000万円）前後のインセンティブが含まれるとのこと。

31歳のマレーは過去2年をニューオーリンズ・セインツで過ごしたが、減俸に応じなかったために先ごろ解雇されていた。2020年シーズンにはRBアルビン・カマーラのバックアップを務め、146回のキャリーで656ヤード、4タッチダウンを記録している。

マレーにはまだ活躍するだけの力が残っており、パスキャッチのターゲットになることができる。セインツをリリースされた今、レイブンズへの加入は理にかなっていると言えよう。レイブンズはランを多用するシステムを採用していることから、多くのプレー時間を得られるチャンスもある。

レイブンズではシーズン開幕を迎える前に、すでに、J.K.ドビンスとガス・エドワーズがACL（前十字靭帯／ぜんじゅうじじんたい）を断裂して戦線離脱、ジャスティス・ヒルも練習中にアキレス腱を断裂して今季絶望の状況だ。

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