チーフスSマシューがリザーブ/COVID-19リストから復帰
2021年09月12日(日) 12:11AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)3連覇を目指すカンザスシティ・チーフスはシーズン初戦に向けて、ベテランかつリーダーでプロボウルに選出されたこともあるセーフティ(S)タイラン・マシューの出場可否を試合当日に判断するという。
以前、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の陽性反応が出てリザーブ/COVID-19リストに置かれていたマシューは現地11日(土)にアクティブ登録されたが、『NFL Network(NFLネットワーク)』のマイク・ガラフォロによると、チームはマシューが出場するかどうかを決める前に彼の状態を観察したいと考えているようで、シーズン初戦であるクリーブランド・ブラウンズ戦の出場可否は依然として不透明なままだ。
ガラフォロは「彼らは明日まで彼を観察したいようだ。マシューは1週間以上も休んでいるため、対ブラウンズ戦での状態がどうなるかは見てみないと分からない」と報じた。
マシューのアクティブ登録を発表したものの、チーフスはマシューのステータスをクエッショナブルとしている。
『NFLネットワーク』のジェームズ・パーマーによると、マシューは1週間を通してチーフスの会議に遠隔地から参加していたことから、ゲームプランに関してはついていけているとのこと。
ワクチン接種済みのマシューが24時間の間隔で2回の陰性判定を受けるなど、ワクチン接種者に適用されるNFLプロトコルを完了した上で、チーフスは11日16時(アメリカ東部時間)までにマシューをアクティブ登録しなければならなかった。
29歳のマシューがCOVID-19リストに登録されたのは9月1日だ。
プロボウルに3回、オールプロに2回選出されているマシューは、チーフスで3年目のシーズンを迎えている。
マシューが出場しない(あるいは先発しない)場合、昨季にAFC西地区を制したチーフスはストロングセーフティの先発メンバーに開いたハニーバジャー級の穴をディフェンシブバック(DB)アルマーニ・ワッツで埋めることになりそうだ。
チーフスにドラフト4巡目で入団したプロ4年目のワッツはこれまでの3シーズンで37試合に出場し、1回の先発出場を果たしている。
また、チームはディフェンシブバックのゼイン・アンダーソンを練習生からアクティブロースターへ昇格させたことも発表した。
【RA】