49ersのRBラヒーム・モスタートがIRへ、8週間ほど離脱の見込み
2021年09月14日(火) 10:48しばらくの間、サンフランシスコ・49ersのランニングバック(RB)ルームから重要なピースが消える。
現地12日(日)に実施されたデトロイト・ライオンズ戦で膝の軟骨が剥離したラヒーム・モスタートが故障者リザーブ(IR)になることを、月曜日になってヘッドコーチ(HC)カイル・シャナハンが明かした。
モスタートは8週間ほど活動を控えることになると見られる。
2019年シーズンにNFLで最も有望な若手の一人として頭角を現したモスタートだが、健康状態の問題により、フィールドに立ち続けることには苦戦してきた。2019年シーズンのディビジョナルラウンドでふくらはぎを負傷し、それ以降のポストシーズンの試合への出場が危ぶまれたものの、モスタートは急速に回復してNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)チャンピオンシップ戦でランによって220ヤード、タッチダウン4回を記録。この活躍によってチームの2012年以来のスーパーボウル進出に貢献した。
2020年には負傷の影響で8試合の出場にとどまり、第2週に抱えたハイアンクルスプレインに苦しめられて何度かIRリストに置かれている。モスタートはこのシーズンをキャリー104回、521ヤード、タッチダウン2回と、キャッチ16回、156ヤード、タッチダウン1回という結果で終えた。
モスタートがしばらくラインアップから外れるのを受け、ジャマイカル・ハスティーや第1週に活躍した新人イライジャ・ミッチェル、同じくルーキーで、これまでは出場機会のなかったトレイ・セーモンが仕事を分担していくだろう。
49ersにとって残念なことに、大きな損失のあったポジションはランニングバックだけではない。シャナハンHCは先発コーナーバック(CB)ジェイソン・ベレットがACL(前十字靭帯/ぜんじゅうじじんたい)断裂でシーズン絶望になったと認めている。2014年ドラフトの全体25位で指名を受けたベレットは以前にもACL断裂やアキレス腱断裂という膝の負傷の経験があり、キャリアの大部分をケガからの復帰に費やしてきた。また、2019年シーズンは足首の負傷によって大打撃を受けている。『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートは、49ersがベテランディフェンダーのドレイ・カークパトリックとの契約をまとめつつあると報じた。
シャナハンHCはさらに、ラインバッカー(LB)ドレイ・グリーンローがそ径部を負傷し、日ごとの経過観察に置かれていると話している。
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