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マンデーナイトで大腿四頭筋のケガを悪化させたレイダースQBマリオタ、数週間の欠場へ

2021年09月16日(木) 23:24

マーカス・マリオタ【AP Photo/David Zalubowski】

マンデーナイトで飛び出したマーカス・マリオタの31ヤードとエネルギーの放出は、またしばらく見られなくなりそうだ。

オーバータイムでラスベガス・レイダースが勝利したボルティモア・レイブンズとの試合で、1度切りのスナップをプレーしたマリオタは大腿(だいたい)四頭筋のケガを悪化させ、数週間は休むことになりそうだと『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが報告した。ベストのシナリオなら、ハロウィーンには元気になって戻ってこられるはずだが、今の段階ではまだ未確定だ。

少なくとも、ケガを悪化させたマリオタのプレーは生産的だった。モディファイしたトリプルオプションでレイブンズディフェンスの中央を駆け抜けたマリオタは、プライムタイム序盤に31ヤードをゲインした。それは、レイダースが元オレゴン大学のスターに当てはめようとしている計画の一端をうかがわせるものだった。2021年のNFLで(例えばサンフランシスコやシカゴで)時折クオーターバック(QB)ローテーションが活発化する際に、彼をオフェンスに投じることによって少しばかりの不確実性を生み出そうという試みだ。

昨年のマリオタはリリーフとして立派なパフォーマンスを見せ、一部では2022年にフリーエージェントとしてマーケットに出るのではないかと考えられていた。これを念頭に置き、2020年にサインした契約があと1年残っていることから、マリオタはノートレード条項を含む新契約に同意した。つまり、彼が望まない行き先へのトレードについては、マリオタにはそれを拒否する優先的かつ最終的な権利があるということだ。マリオタをプレーさせることができれば、ラスベガスはいくらかの予測不可能性を生み出せたはずであり、元全体2位指名のマリオタにとっては、トレード期限までにQBを必要とするどこかのチーム(あるいはチームたち)とフレッシュなつながりを持つチャンスを作れたかもしれない。

それらは全ていったん保留された。マリオタは再びケガの回復に集中することになる。

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