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新たな挑戦としてボクシングに注目するベテランRBゴア

2021年09月20日(月) 22:24

ニューヨーク・ジェッツのフランク・ゴア(中央)【AP Photo/Peter Joneleit】

史上最高のランニングバック(RB)の1人であるフランク・ゴアは38歳になった今でも自分がプレーできることを理解している。しかし、各チームがランニングバックの穴を埋めるために連絡をとっても、ゴアはそれを丁重に断ってきた。

その代わりに、NFLで歴代3位の記録を持つゴアは新しく挑戦するスポーツとしてボクシングに目を向けている。

『NFL.com』に対し、「フットボールとボクシングの両方のトレーニングをしている」と明かしたゴアは「俺はずっとボクシングが好きだったから続けてきた。しかも、試合を実現させようとしている。もし実現すれば、俺がリングに立つ姿を見られるよ」と続けている。

数カ月間、ゴアはリングに上がるために積極的にトレーニングしており、情報筋の話によると、彼には注目の試合が用意されているとのこと。長年のボクシングファンであるゴアは、格闘技エージェントであり、コルツのスターラインバッカー(LB)ダリウス・レナードの9,925万ドル(約109億2,000万円)の契約延長を交渉した著名なフットボールの代理人でもあるマルキ・カワも雇っている。

トラビス・イーティーエンが負傷したジャクソンビル・ジャガーズや、J.K.ドビンズとガス・エドワーズが負傷したボルティモア・レイブンズのようにバックフィールドに欠員が出ているため、RBには多くの空きがある。どのチームからオファーされたのかについては言及していないものの、いくつかの連絡は受けたようだ。プレーしたいかどうかはまだ決まっていないとゴアは付け加えている。

しかし、彼の関心は明らかにリング上にある。普段はスパーリングで体調を整えているとはいえ、ここ5週間ほどはボクシングとその試合に向けたトレーニングに全力を注いできた。

ゴアは「俺はただ、そのハードさに惚れ込んでしまったんだ。“おい、俺は戦えないんじゃないか”って感じたよ。でも、俺は常に挑戦することが好きだ。だから、何度も何度もやっていたら、そのうちに自分がどんどん良くなっていくのが分かった」とコメントしている。

長年、サンフランシスコ・49ersで活躍してきたスター選手はこれまでにマイアミ・ドルフィンズ、バッファロー・ビルズ、ニューヨーク・ジェッツでプレーし、AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)東地区を巡ってきた。昨年に所属していたジェッツでは、14回先発出場し、キャリー187回で653ヤード、タッチダウン2回をマークしている。まだ余力は残っているものの、現在はボクシングに集中しているとあって「俺がリングに上がれば分かるはずさ」とゴアは付け加えた。

【RA】