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QBテイラーが日々の様子見を継続もワトソンはインアクティブにとどめるとテキサンズHC

2021年09月21日(火) 05:48

ヒューストン・テキサンズのタイロッド・テイラー【AP Photo/Kirk Irwin】

クオーターバック(QB)タイロッド・テイラーがハムストリングを痛め、現地23日(木)に控えるカロライナ・パンサーズ戦を欠場する可能性があるにもかかわらず、ヒューストン・テキサンズがデショーン・ワトソンを起用することはないようだ。

ヘッドコーチ(HC)を務めるデビッド・カリーは20日朝、シーズン序盤2週間と同様にワトソンをインアクティブにとどめると明かした。

ワトソンはマッサージセッション中の性的暴行および不品行で今年3月と4月にかけて22件の民事訴訟の対象となり、NFLは本件について継続的に調査を進めている。

2021年シーズンを印象的な形でスタートさせたテイラーだが、19日に行われたクリーブランド・ブラウンズ戦の第2クオーターに自らエンドゾーンに駆け込んだ際、負傷に見舞われて戦線離脱を余儀なくされた。司令塔の役目は新人QBデイビス・ミルズが引き継いだものの、テキサンズは31対21でブラウンズに敗れている。

カリーHCはテイラーがサーズデーナイトフットボールに出場する可能性を否定しておらず、ベテランQBのテイラーが「準備を整えていれば出場するだろう」と述べつつ、日毎の様子見を続けるとも付け加えた。

「彼がこうなってしまったことは当然ながらわれわれにとっては打撃だ。ハーフタイムに入って彼の様子を見たところ、彼自身は“自分は大丈夫だ”と言っていたが、彼の目を見ると、本人の競争心が“大丈夫だ”と言っているのであって、彼が大丈夫でないことは分かっていた。それに気づいてすぐ、彼に“デイビスでいく”と伝えた。それから、“長期的な戦いだし、短期間のものではないのだから”とも話してある」

カリーHCが楽観的であろうとも、テイラーが短期間のうちに復帰する可能性は低そうだ。

スタンフォード大学からドラフト3巡目で指名されてテキサンズに加入したミルズが先発することになるだろう。ルーキーのミルズは敗戦となった日曜日の試合でパス18回を投げて8回成功、102ヤードを投げて1回のタッチダウンと1回のインターセプトを記録している。これまでの2週間で対戦した相手QBを破壊してきたパンサーズ守備陣との対決は短期間での準備を強いられるルーキーにとって難しいタスクだ。

テキサンズの練習生にはQBジェフ・ドリスケルが登録されており、テイラーが出場できない場合はバックアップに回ることになる。カリーHCはもしミルズも日曜日の試合中に負傷していた場合、テキサンズはマーク・イングラムのワイルドキャットランに頼っていただろうとも語っていた。

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