シカゴに時が来た。

ジャスティン・フィールズが現地26日（日）に行われるクリーブランド・ブラウンズとの一戦でシカゴ・ベアーズの先発クオーターバックとして出場することになったのだ。QBアンディ・ダルトンが膝に負傷を抱える中、ヘッドコーチ（HC）マット・ナギーが22日に公表した。

この数日前にはシーズン第3週の先発QBを明かそうとしなかったナギーHCだが、水曜日はメディア対応の予定がなかったにもかかわらず、「前に進む」ことが重要だと感じたとしてフィールズの先発出場を発表したのだという。

ナギーHCはフィールズについて「しっかりと準備している。スターターとして準備に取り組むのは初めてだ」と話した。

また、フィールズは先発出場の準備を整えたかと聞かれ、「準備はできていると思う。ずっとこのために準備してきたからね」と返答している。

日曜日の試合はニック・フォールズがバックアップを務める。

フィールズの先発起用を宣言したナギーHCはダルトンが健康な状態で復帰することを期待しているとも強調しており、週単位での経過観察中のダルトンに言及した際、「アンディが健康になれば、彼がわれわれの先発だ」と付け加えた。

どうなるかは見守るしかない。

というのも、昨年、ロサンゼルス・チャージャーズの指揮を執っていたアンソニー・リン前HCが、シーズン第2週にタイロッド・テイラーが負傷したことを受け、最終的に攻撃部門最優秀新人賞を受賞したジャスティン・ハーバートを起用した際に発したセリフと同じだからだ。特にケガをした直後はコーチがベテランに肩入れするというのはよくあることだが、新人が苦戦した場合は自らに逃げ道を用意しておく傾向がある。

フィールズのパフォーマンス次第では、この決断が無意味なものになるかもしれない。

フィールズはフルタイムの仕事を勝ち取るチャンスだと思うかとの質問に対し、「毎回、そういうつもりで挑んでいる。もちろん、日曜日は全力でプレーするつもりだし、当然、勝利を目指す。それが一番の目的だ。大事なのは先発の仕事を勝ち取ることではないと思っている。それは時間が経てば分かることさ。今の俺にとって一番集中すべきことは、できる限りの準備をして、日曜日に臨み、ハイレベルなプレーを見せることだ」と答えている。

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