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QBブレイディのバッカニアーズでの功績に「驚きはない」とペイトリオッツOCマクダニエルズ

2021年09月30日(木) 16:20


ニューイングランド・ペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)ジョシュ・マクダニエルズとトム・ブレイディ【AP Photo/Elise Amendola】

来る日曜日はトム・ブレイディとビル・ベリチックが再会する日というだけではない。ニューイングランド・ペイトリオッツの攻撃コーディネーター(OC)ジョシュ・マクダニエルズが、しばらくぶりに自分がかつて指導したクオーターバック(QB)と対戦する日でもある。

マクダニエルズOCは現地28日(火)、TB12ことトム・ブレイディが44歳にしてプロボウルレベルのプレーを続け、タンパベイ・バッカニアーズでの最初のシーズンにチームをスーパーボウルに導いたことに、決して驚いてはいないと話した。

「すごく感心はしているが、驚いてはいない。その二つには大きな差がある。このゲームで達成してきたことについて言えば、彼以上の選手はいないだろう」とマクダニエルズOCは『CBS Boston(CBSボストン)』に述べている。「彼がバッカニアーズのスタイルに馴染んで、これまでと同じようにプレーしていることに驚きはない。彼の仕事に対する姿勢が、多くのことを成し遂げることを可能にしているのだろう」

「彼と彼の家族、そしてそのキャリアを称える。日曜日に彼と対戦するのが楽しみだ」

日曜日の対戦が改めて浮き彫りにしているのは、マクダニエルズOCの成功のほとんどがブレイディと共に成し遂げたものだったという点だ。ペイトリオッツ以外で過ごした3シーズンで、マクダニエルズOCのオフェンスが得点ランキングで19位以上になったことはない。QBキャム・ニュートンとの昨シーズンでペイトリオッツのオフェンスはパスに苦しんだ。2008年にQBマット・キャッセルが活躍したシーズンだけは、ブレイディを欠いたマクダニエルズOCのオフェンスの可能性を期待させるものだった。

ブレイディとの対戦についてマクダニエルズOCは「きっと盛り上がるだろう」とコメントし、次のように続けた。

「私たちは親しい友人であり、その関係が変わることは決してない。きっと彼もこの試合を楽しみにしているだろうし、勝つことを目指して最高のプレーをするだろう。われわれも同じように準備している。以前に指導した選手と対戦することや、同じチームで指導していたコーチと対戦することには慣れているよ。そういう試合は思い入れが強くなるもので、今回もそうなるだろう。彼と同じように、こちらも準備万端で試合に臨むつもりだ。お互いにベストを尽くして競り合い、良い試合になることを願っている」

マクダニエルズOCはいま、マック・ジョーンズという新人QBをペイトリオッツの次なるフランチャイズシグナルコーラーに育てなければならない。それができなければ、長年G.O.A.T.の活躍に便乗していただけのOCとして評価が下がることになるだろう。

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