新たな歴史を刻んだレイブンズKタッカーらが第3週の最優秀選手に
2021年09月30日(木) 16:31記録的な、かつ勝利の決め手となった66ヤードのフィールドゴールを決めたボルティモア・レイブンズのキッカー(K)ジャスティン・タッカーがAFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)のスペシャルチーム部門週間最優秀選手に選ばれたのも当然のことだ。
すでに見事なキャリアを送ってきたタッカーが、キャリア10年目にして12回目の週間最優秀選手賞を受けた。ただし、今回はこれまでよりもさらに活力が増している。
現地26日(日)に合計で13ポイントを上げ、4回のフィールドゴールを決めたタッカーは、残り時間がほぼなくなったところでレイブンズを19対17での勝利に導き、周囲を狂喜させた。水曜日、フットボールの殿堂はこの試合でタッカーが使用したユニフォームをカントンに展示すると発表している。
週間最優秀選手賞に12回選ばれたという記録は、歴代キッカーの中で4位、現役キッカーの中で2位にあたる。タッカーを上回っているのはアダム・ビナティエリ(19回)、ジョン・カーニー(13回)、そしてタッカーが日曜日に更新する前の最長フィールドゴール記録を有していたマット・プレイター(13回)だ。
タッカーの記録破りのキックが称賛を集めている一方、他にもその活躍を称えられている選手たちがいる。その筆頭がバッファロー・ビルズのクオーターバック(QB)ジョシュ・アレンや、ロサンゼルス・ラムズが誇るガンスリンガー、マシュー・スタッフォードだ。
AFC攻撃部門週間最優秀選手に選ばれたアレンは、ワシントン・フットボール・チームを相手にビルズを43対21での見事な勝利に導き、空中戦で358ヤード、タッチダウン4回、パサーレーティング129.8、パス43回中32回成功(74.4%)をマークする傍ら、ランでも得点1回を記録した。
クリーブランド・ブラウンズのディフェンシブエンド(DE)であるマイルズ・ギャレットはチームが日曜日にシカゴ・ベアーズを26対6で下した試合でモンスター級の活躍を見せている。ギャレットはフランチャイズレコードのサック4.5回を決めたほか、タックル7回とタックルフォーロス4回もマークした。
スタッフォードがNFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)攻撃部門週間最優秀選手に選ばれるのは今季2度目。長いデトロイト・ライオンズ時代にこの賞に選ばれたのはたった1回だった。スタフォードはラムズがタンパベイ・バッカニアーズを34対24で制した印象的な試合の中心的な存在だった。スタッフォードはシーズン第3週の試合でタッチダウンパス4回、343ヤード、パス38回中27回成功(71.1%)、パサーレーティング134.0という数字を残している。
アリゾナ・カーディナルスのコーナーバック(CB)バイロン・マーフィーは29ヤードのインターセプトリターンタッチダウンを決めた活躍により、NFC守備部門週間最優秀選手に選ばれた。マーフィーのピック6はカーディナルスが31対19でジャクソンビル・ジャガーズに勝利した試合における2度のインターセプトのうちの一つで、マーフィーはタックル4回もマークしている。
サンデーナイトの一戦を締めくくったのはグリーンベイ・パッカーズに30対28での勝利を届けたキッカー(K)メイソン・クロスビーによる51ヤードの逆転フィールドゴールだった。NFCスペシャルチーム部門週間最優秀選手に選出されたクロスビーは完ぺきな夜を送っており、3ポイントの試みをすべて成功させている。
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