サンダース、“いつでもスローを決める”とシーミアンを称賛
2016年09月03日(土) 08:18デンバー・ブロンコスのワイドレシーバー(WR)エマニュエル・サンダースの現行契約が今季で終了を迎えようとしている。開幕戦でサンダースの重要なパートナーとなるのが、まだレギュラーシーズンでパスを投げたことのないクオーターバック(QB)トレバー・シーミアンだ。
サンダースは『The Denver Post(ザ・デンバー・ポスト)』紙からどのタイプのQBが好きかという質問を受け、「(QBが)捕れるボールを投げてくれさえすれば、俺にとってそれは全く関係ない。トレバーは捕りやすい球を投げるし、いつでもスローを決めてくれる。彼の判断力は見事だ」と語った。
プロである以上、捕りやすい球を投げることはどのQBにも当然備わっている能力だと思われる。だが、過去の先発QBのリストに目をやるとその一般的な考えがいかに的を外れているかがわかる。サンダースの主張もあながち間違っていないのではないか。
サンダースはシーミアンについて、「去年、初めてトレバーのスローイング見た時のことを覚えている。トレバーが試合前のスローイング練習の相手だったんだ。俺はその時、(WR)デマリアス(トーマス)に“トレバーは良い肩をしている。彼はいつでもスローを決められる。活躍するのは時間の問題だ”と言ったのを覚えている」と語った。
どのような状況下でもスローを決めることができるプレーヤーであれば、ロサンゼルス・ラムズのQBジャレッド・ゴフのようにドラフト全体1位で指名されるはずだ。しかし、ノースウエスタン大学出身のシーミアンは大学時代、あまりスポットライトを浴びることはなかった。もし、サンダースが正しければ、最高の日々がシーミアンに訪れようとしている。
サンダースはシーミアンの能力が本物であることを神に祈るばかりだ。なぜならこの新しい先発QBのトレバーが活躍することが、サンダースの今後の契約にも大きく影響してくるからだ。