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バイキングスGM、“新たなQBは必要ない”

2016年09月03日(土) 08:29


ケガで戦線離脱を余儀なくされたQBテディ・ブリッジウォーター【AP Photo/Jim Mone, File】

ミネソタ・バイキングスはクオーターバック(QB)のテディ・ブリッジウォーターを大ケガで失った後、今シーズンをどう乗り切るか模索中だ。若いブリッジウォーターの代役としていくつかの選択肢はある。しかしながら、ジェネラルマネジャー(GM)のリック・スピールマンには1シーズンのレンタルQBのために才能ある若い選手たちを放出する気はない。

現地1日(木)、プレシーズン最終戦を前にスピールマンはメディアに対して「絶対にそれだけはしない。そんなことをしたらわれわれの将来的な可能性を制限してしまうし、未来に傷をつけることになる」と語った。

スピールマンは加えて、「その件については皆おかしなことばかり聞いてくる。彼らは困難な状況下ではわれわれが正しい判断を下せなくなると思っているが、チームの未来を危険にさらすようなことは絶対にしない」と述べている。

ブリッジウォーターが離脱する前まで、ミネソタはスーパーボウルへのダークホースとされていたが、ブリッジウォーターだけがその理由ではない。バイキングスは攻守共にタレント揃いであり、その場しのぎのためにチームの未来に傷をつけるは愚かな行為だろう。

「われわれは才能ある若いプレーヤーを誰1人として放出する気はない。コーチやスカウトも一丸となってここまで頑張ってきた。もし仮に誰か新しいプレーヤーが来たとして、その選手はたった7カ月しかいないだろう。その選手のためにドラフトをして今まで育て上げてきたわれわれの選手を放出することはできない」

そう語ったスピールマンは、木曜日にブリッジウォーターが退院してミネソタの施設を訪れたと明かしたものの、ケガの回復具合については言及を避けた。