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ジャガーズのオーナーがマイヤーHCに関する声明を発表

2021年10月06日(水) 08:14


ジャクソンビル・ジャガーズ【NFL】

ジャクソンビル・ジャガーズがシンシナティ・ベンガルズに敗れた後、ジャガーズのヘッドコーチ(HC)アーバン・マイヤーがオハイオ州コロンバスのバーにいる様子がソーシャルメディアに投稿されたことについて、現地5日(火)にオーナーのシャヒド・カーンはマイヤーHCを厳しく非難する声明を出した。

ある映像ではマイヤーHCの膝の近くで女性が踊っている様子が映っていた。既婚のマイヤーは月曜日に「動揺させる」存在になったことをチームに謝罪したと話していたが、カーンの発言からも、あらゆる人々への謝罪が必要だったことは明らかだ。

カーンは声明の中で次のように述べている。「この件については、アーバンとともに対処している。具体的な会話の内容は伏せておく。私が言いたいのは先週末の彼の行動は許しがたいということだ。ただ、アーバンが自責の念に駆られているのは十分理解できるし、それには偽りがないと信じている。現在、アーバンは私たちの信頼と尊敬を取り戻さなければならない。そのためには、チームを支え、代表し、あるいはプレーするすべての人々に対し、アーバンは個人的な責務を果たす必要がある。私はアーバンがそれを実現すると確信している」

NFLのオーナーが自チームのコーチに対して公的に叱責することは異例であり、今季0勝4敗のスタートを切った後、マイヤーHCにとって初のNFLシーズンが始まって1ヶ月も経たないうちに、その地位が危うくなっているのは明白だ。

ソーシャルメディアに投稿されたマイヤーの作為または不作為をどう思うかは別として、ベンガルズに大敗した後に家族と過ごすためにチームの帰りの便に同乗しなかったこともいい印象を与えなかった。この試合は木曜夜に行われたため、その後はオフになるか、少なくとも金曜日の予定はあまり多くならないと思われるが、選手が家族との時間をとるためにチームのフライトに同乗しないとなれば、マイヤーHCはどう思っただろうか。

これは、少なくともカレッジフットボール時代から続くマイヤーHCの自己認識不足の延長線上にあるものだと言える。

ジャガーズに赴任して1年足らずの間に、マイヤーHCはアイオワ大学時代の人種差別的な言動を指摘されていたクリス・ドイルをストレングスコーチとして採用したが、ドイルは批判を受けて数日後に辞任している。他にも、マイヤーHCはOTA(チーム合同練習)で団体労働協約が定める規定に違反して罰金を科されたり、ワクチン接種の有無がロースター決定に影響したと示唆してNFL選手会(NFLPA)の調査を受けたり、プレシーズンにはフロリダ大学時代の教え子で元NFLのクオーターバック(QB)であるティム・ティーボウを一時的にタイトエンドとして起用したりした。この動きは宣伝行為として受け取られ、ティーボウはクラブによる最初のカットでリリースされている。

【RA】