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ロスリスバーガーは「間違いなく」チームにとってベストのQBとスティーラーズHCトムリン

2021年10月06日(水) 15:35


ピッツバーグ・スティーラーズのベン・ロスリスバーガー【AP Photo/Don Wright】

ピッツバーグ・スティーラーズの攻撃陣が苦戦を強いられても、ヘッドコーチ(HC)マイク・トムリンはクオーターバック(QB)ベン・ロスリスバーガーに疑念を抱いていない。

現地5日(火)にビッグベンがスティーラーズ攻撃陣にとってベストのQBなのか問われたトムリンHCは「間違いなく。彼がやっていることや、彼がやってきたことを考えればゆったりとした気分でそう言える」と述べた。

今季序盤4戦でのスティーラーズ攻撃陣の足取りは重く、得点はワースト4位タイで、プレー平均ヤードは4.9ヤードとなっている。

攻撃陣の苦戦の陰で、ロスリスバーガーは旅路の終わりが近づく39歳のクオーターバックらしく見えている。ロスリスバーガーのパス成功率は64.1%で、これまでに1,033パスヤード、タッチダウン4回、インターセプト4回を記録した。パサーレーティング78.9%はロスリスバーガーのキャリアで2006年以来ワーストのペースだ。

ダウンフィールドでの正確性がほぼなく、崩壊しそうなポケットでプレーすることも頻繁なロスリスバーガーは、ダウン・アンド・ディスタンスとは無関係に素早くトリガーを引いてきた。アテンプト平均6.1ヤードという数字は2試合以上でプレーしたシーズンにおけるキャリアローに匹敵する。

ペイカットを経てビッグベンが戻ってきたこのオフシーズンに、スティーラーズはベテランをプッシュするような競争をもたらさなかった。メイソン・ルドルフがバックアップにとどまり、元1巡目指名選手のドウェイン・ハスキンズは3番手になっている。

トムリンHCはロスリスバーガーの問題解決は皆が一丸になって努力することだと話している。

「一部は彼に原因があり、一部はわれわれのそれぞれに原因がある。われわれは言い訳を探す気はない。われわれにはビッグプレーの機会がいくつかあったが、それを利用できていないし、そこで得点を決める必要がある。それはボールを進めて得点する上で大きな要素だし、特にポゼッションダウンで思うような効率性を発揮できないでいるときにはそうだ。そして、われわれは実際そうなっている。ビッグプレーは多くのものを吹き飛ばす」

トムリンHCはビッグベンがシーズン第2週の敗戦で胸筋を痛めたのに加え、股関節も負傷しているとつけ加えた。

1勝3敗のスティーラーズにとって、シーズン第5週の状況も楽なものではなさそうだ。ピッツバーグで次の日曜日に対戦するのは、堅牢な守備陣を擁するデンバー・ブロンコスだ。ブロンコスは相手にラッシュあたり3.5ヤードしか許していない(NFLで5位タイ)。また、相手のパスあたりの正味獲得ヤードは5.2ヤード(3位)、得点は49ポイント(2位)に抑えている。

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