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パッカーズが元カウボーイズLBジェイロン・スミスと契約へ

2021年10月07日(木) 08:40


ダラス・カウボーイズのジェイロン・スミス【Cooper Neill via AP】

ラインバッカー(LB)ジェイロン・スミスが新たなホームを見つけた。

スミスがグリーンベイ・パッカーズと契約すると『NFL Network(NFLネットワーク)』のイアン・ラポポートが伝えた。両陣営は契約の詳細部分をつめているところであり、現地6日(木)に正式なものになる見込みだという。

短期間のリクルーティングバトルを制したのはパッカーズだった。ラポポートによると、水曜日にスミスを正式にリリースしたカウボーイズが2021年のスミスのサラリーの大部分を支払っているため、金額は大きな問題にならなかったという。

スミスはNFLでの5シーズン目がまだ4試合しか終わっていない段階でカウボーイズからリリースされた。元2巡目指名選手であるスミスは2021年ドラフトで新メンバーを2人加えたカウボーイズLB勢で中心的な役割から外れている。カウボーイズは今年のドラフトでマイカ・パーソンズとジャブリル・コックスを加えており、他にはセーフティ(S)からラインバッカーに転向したキアヌ・ニールの存在もあった。

スミスは2021年の4試合中、2試合に先発し、守備コーディネーター(DC)ダン・クインによる2ラインバッカーパッケージでレイトン・バンダー・エッシュと組むことが多かった。パーソンズの加入とスミスの高額な報酬――2019年8月に5年6,400万ドル(約71億3,000万円)の延長契約を締結――がカウボーイズの決断を容易にしている。

スミスはラインバッカーの加勢を必要としているパッカーズ守備陣に合流する。パッカーズのセカンドレベルで最も大きな違いを生み出しているのはベテランのデボンドレ・キャンベルで、そのキャンベルはスミスによる補強を歓迎するだろう。

出撃の準備が整っている際のスミスは信頼できるディフェンダーであり、過去4シーズンはそれぞれ16戦すべてに出場してきた。昨シーズンはタックル154回を記録し、2018年にはシーズンあたりでキャリア最多のサック4.0回をマーク。過去3シーズンはすべてタックル120回を超えている。

パッカーズは試合平均被ヤードで25位、被得点で16位の守備陣で、すぐにスミスが先発を務めることを検討しているはずだ。

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